阪神・高寺望夢選手、控え選手としての役割強調

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【球界ここだけの話】プロ野球において、試合の終盤で控え選手の役割は非常に重要です

接戦を勝ち取るためには、スタメンだけでなく控え選手がどれだけチームに貢献できるかが鍵になります

現在、セ・リーグ首位を走る阪神タイガースには、昨年までベンチにはいなかった若い選手、高寺望夢内野手(22)がいます

高寺選手は、時にはスタメンに名を連ね、代打や代走、守備固め等、多様な役割を果たしています

彼の存在は、チームの戦略において大変貴重です

27日のヤクルト戦(神宮)では、難しい打球を捕りきれずにサヨナラの適時失策を犯してしまいましたが、彼は素早く気持ちを切り替え、次の日から黙々とノックを受ける姿が印象的でした

高寺選手は試合の展開を観察し、自分がどの場面で出場する可能性があるかを常に考えることで、試合に入り込みやすくしています

「急に出たときに入りきれない」ことを防ぐための準備として、体調の管理に加え、しっかりと試合を観察することを重要視しているそうです

今年のシーズン、高寺選手は19試合に出場しており、その内訳はスタメン6試合、代走4試合、代打6試合、守備からの出場3試合という状況です

どの役割にも特化せず、均等に起用されているため、彼は常に高い集中力を持って試合に臨む必要があります

また、彼のプロ初本塁打は、5月13日DeNA戦での貴重な一発でした

この時は自らがアウトになればゲームセットという緊張の場面でしたが、見事にこのプレッシャーを乗り越えました

初めは気持ちの波に翻弄されていたが、経験を重ねることで少しずつその切り替えができるようになったと語っています

さらに、6月22日のソフトバンク戦では、無死一塁からバントを試みるも失敗しましたが、バスターに切り替えて成功させ、チャンスを広げました

これはチームにとっても重要な判断でしたが、前週の楽天戦では失敗したことがあり、ここでの成長が見えます

高寺選手の姿からは、プロ野球選手としての成長だけでなく、精神的な強さも感じられます。特に控え選手としての役割をしっかりと理解し、試合中に自分の持ち味を発揮するために準備をしている姿勢は、他の選手たちにも良い影響を与えることでしょう。
キーワード解説

  • 控え選手とは?:主に試合のスターティングメンバーではないが、試合中に出場するチャンスがある選手のことです。
  • 切り替え力とは?:精神的に一つの状況から別の状況に迅速に適応する能力です。特にプレッシャーのある場面で重要です。
  • スタメンとは?:試合前に決まる、その試合に出場する選手たちのことを指します。
  • 守備固めとは?:試合の終盤に守備を固めるために選手を交代させることです。

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