巨人・西舘勇陽投手(23)が、炎天下のG球場で勝利へのイメージを膨らませた
1日の阪神戦でプロ入り後初めてカード頭での先発に臨む西舘投手は、「週始めで、中継ぎをあまり使いたくないという思いもあるはず
今3連勝でいい流れですし、そこを崩さず、その流れに乗っていければなと思っている」と責任感をにじませながら最終調整を行った
巨人は51年ぶりの球団記録に挑む
前カードのDeNA戦(東京D)では、3戦連続の完封勝利を達成
西舘投手は、「先発陣はみんなすごいし、中継ぎの力は12球団でも一番上だと思っている
何とかそこに自分がつなげるように」と自身の役割を明確にし、頼もしい救援陣への無失点バトンを繋ぐ決意を語った
仮に、4試合連続の完封を達成すれば、それは1974年以来の球団タイ記録となる
昨シーズンの5月26日、阪神戦でプロ初勝利を挙げた舞台は甲子園
この対戦ではプロ入りから同カードでの登板は全て中継ぎであり、防御率は驚異の0.00を記録している
西舘投手は「苦手意識はない? だと思います」と語り、甲子園のマウンドへの適応にも自信を示した
気になる打者としては、中大の1学年先輩である森下選手や、佐藤輝明選手の名前を挙げ、「大学の時もすごい優しい先輩で、今もあいさつは行っていますが、打者としては一番注意しないといけない」と勝負師の顔に切り替えた
今季の西舘投手は交流戦中に再昇格し、先発で2連勝を飾るが、6月24日のロッテ戦(ZOZO)では5回途中で6失点を喫し、初の黒星を果たすという結果となった
奪三振数も課題となった
「2ストライクまで追い込めてはいる
決め球が少なかったのが前回の課題
これができれば楽な投球になると思う
できることをやって頑張りたい」と語り、首位・阪神への猛追を誓った
なお、西舘選手は花巻東(岩手)時代に春夏、そして3年の夏に甲子園に出場しており、特に春の大阪桐蔭戦では全国デビューを果たし、苦い体験となった
エース番号を背負った3年生シーズンもがむしゃらに投げ抜いたが、チームは敗北を喫した経験がある
このニュースは、プロ野球選手としての成長を遂げつつある西舘投手の姿勢が感じられ、甲子園という特別な舞台での彼の挑戦が注目されます。特に、若い選手がベテランに対してどのように挑むかを見ることができるのは、ファンにとっても興味深いと言えるでしょう。また、全体としてチームの士気が高まっている様子も伺え、今後の試合の展開に期待がかかります。
キーワード解説
- 先発とは?先発とは、試合開始時にマウンドに上がるピッチャーのことを指します。この役割は非常に重要で、試合の流れを作る責任を担っています。
- 完封とは?完封とは、ピッチャーが試合中に相手チームに一切点を与えずに投球を終えたことを意味します。これはピッチャーにとって非常に名誉ある記録です。
- 防御率とは?防御率とは、ピッチャーの投球の評価を示す数字で、被本塁打、与四死球、失点を基に計算されます。数字が低いほど良い成績を示します。
- 奪三振とは?奪三振とは、ピッチャーが打者を三振にすることを指し、投球力や制球力の指標となります。

