ロッテの東妻勇輔、一軍昇格後の奮闘と意気込み
ロッテの東妻勇輔投手が6月19日に一軍に登録されて以来、2試合に登板し、独自の投球スタイルを見せています彼は開幕を二軍で迎え、「やることは変わらないので、自分のやれること、やれる場所というのも一軍に上がってからじゃないとわからない」と語り、準備を入念に進めました
二軍では15試合に登板し、16回2/3を投げて0勝1敗、防御率0.54という好成績を収め、特に5月13日のくふうハヤテ戦から7試合連続で無失点を記録しました
この結果が、彼の昇格の要因となりました
初登板の試合と反省点
東妻の今季初登板は6月21日のDeNA戦で、0-5の8回に登板しましたが、最初の打者である筒香嘉智に対して四球を与えるなど、難しいスタートを切りました「悪いイメージがあったので、甘いところに入らないで行こうと思ったら余計に外に逃げていっちゃいました」と打席を振り返り、続いての戸柱恭孝にはツーシームで併殺に仕留めました
スライダーとフォークの活用
特に注目すべきは、左打者に対するスライダーの使い方です彼は「左に対しても今年は何球かインコースにスライダーがうまいこと使えているので、それが三振増えている理由かなと思います」と述べました
実際、一軍のマウンドでもスライダーで空振り三振を奪う場面がありました
「ファームでやってきたことが一軍一発目で出せたので、自信とまではいかないですが、使える球になったのかなというところはあります」とし、さらなる成長を感じ取ったようです
今後の目標と意気込み
東妻は「やることとしては任されたところをゼロに抑えることが第一だと思うので、形も必要にはなってくると思うんですけど、最終的にゼロに重点を置いてしっかりやっていきたい」と、将来的な目標を明確にしましたまた、「持ち味はゴロを打たせるピッチングと右打者のスライダー」と強調し、一軍のブルペン陣に加わるためのステップを進めています
ロッテの東妻勇輔投手は、一軍での挑戦を続けながら成長を遂げていることが伺えます。彼の投球スタイルには多様性があり、特にスライダーとフォークを効果的に活用する姿勢が印象的です。今後の試合でのパフォーマンスが楽しみです。
キーワード解説
- オールマイティーとは?:幅広い能力を持ち、さまざまな役割に適応できることを指します。
- ツーシームとは?:通常のストレートに比べて横に回転し、打者が球の軌道を読みづらくなる特性を持つ球種です。
- スライダーとは?:ボールが横に切れるように投げることで、打者を攻略するための変化球です。
- フォークとは?:急に落ちる特性があり、打者がスイングをかけた瞬間にボールが下に落ちるため、三振を誘いやすい球種です。

