1点を追う3回表、打者が1死の状況で二塁に走者を置く中、彼は打球速度165キロ、角度24度というデータを記録した低い弾道のホームランを左翼席に運び、逆転の決勝3号2ランを放った
「最近スタメンが減って悔しかった
もう一回、奪ってやるという強い気持ちだった」と語り、試合での1番起用に見事に応え、チームは見事に3連勝(1分けを挟む)となった
中村選手は、2019年に星稜高校で夏の甲子園準優勝に導いたヤクルト・奥川選手に対し、自身も広陵高校で2017年に新記録の1大会6本塁打を放って準優勝を果たしている
彼は「思い切ってヤマを張っていった」という言葉通り、初球のスライダーを完璧に捉え、甲子園スター対決を制したのだ
新井監督は「素晴らしい“中村砲”でした」と絶賛
プロ入り以来、2021年の2本塁打が最高記録だった中村選手は、今季は自己最多となる3号を達成し、さらに30安打、12打点という数字もすべて8年目のキャリアハイを更新中
「自己最多といっても、まだ少ない」と話し、今季72試合を終えてシーズンは折り返し地点
これからさらに数字を積み上げていく意気込みを見せた
中村奨選手の逆転決勝打が印象に残ります。最近スタメンから外れ気味だった彼が、強い気持ちを持ってチャンスを活かしたことが評価されているのが伝わります。甲子園での名勝負も思い起こされ、選手たちの熱い戦いが日本の野球を盛り上げているのを実感しました。
キーワード解説
- 決勝打とは?試合の勝負を決定づける得点を意味し、この場合は中村選手が逆転に成功した場面を指します。
- スタメンとは?「スターティングメンバー」の略で、試合開始時に出場する選手を指します。これに選ばれることで選手が試合に出る可能性が高まります。
- キャリアハイとは?選手がこれまでのキャリアで記録した最高の成績を指します。この場合、中村選手は今季自己最高の成績を残しています。

