ソフトバンクが劇的な逆転サヨナラ勝ち、緒方と大西コーチの連携が光る

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◆ソフトバンク2×―1日本ハム(2日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクホークスは、緒方理貢外野手(26)の好走塁に加え、三塁ベースコーチを担当する大西崇之外野守備走塁兼作戦コーチ(54)の的確な判断により、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた

試合は完封負けが濃厚だった9回の序盤、1死二塁の場面で中村晃が左前打を放ち、一塁と三塁の好機を作り出す

この場面で、一塁走者の中村を代走したのが俊足を誇る緒方だ

次の打者、山川穂高が左翼フェンスを直撃する打球を放ち、三塁走者の野村勇が同点のホームを踏むとともに、サヨナラの走者である緒方も打球を確認しつつ一気に加速をかけた

三塁ベースを非常に近くで通過したときに、大西コーチは本塁突入か三塁ストップか「五分五分」の判断を示した

しかし、緒方が「本当にかえる気持ち満々」であることを感じ取り、思い切り腕を振ることを決定した

外野の返球も考慮し、コーチは果敢にも緒方を本塁へと導いた

緒方は三塁を回ると、満を持して本塁に突入し、ヘッドスライディングで左手を目いっぱいに伸ばした

最初はアウトと判定されたが、小久保監督がリクエストを行った結果、リプレー検証によって判定が覆り、今季4度目のサヨナラ勝利を手に入れた

緒方自身は「打った瞬間に100(%)に近いスピードで走れた

今日は全てがうまくいった」とコメントを残し、リクエストの際の状況については「分からなかったが、良い勝負だと思った」と詳細に語った

無駄のないプロの技が、これ以上ない劇的なフィナーレを演出した

今回の試合でのソフトバンクの逆転勝利は、選手とコーチの密な連携によって実現しました。特に、緒方選手の俊足と大西コーチの的確な判断が際立ち、連携プレーの重要性を再認識させられました。このようなプレースタイルは、今後の試合でも大きな武器となることでしょう。
キーワード解説

  • サヨナラ勝ちとは?試合の最後に同点で、最後のチャンスで得点することにより勝利を収めることを指します。
  • リクエストとは?審判の判定に疑義がある場合、チームが再確認を要求するプロ野球特有の制度です。
  • ヘッドスライディングとは?選手が本塁や塁に到達する際に、身体を横にして滑り込む技術で、主に安全にタッチを避ける目的で行われます。
  • 三塁ベースコーチとは?野球の試合において、走者に行動指示を出す役割を担うコーチのことです。
  • 外野手とは?野球のポジションの一つで、内野の外に位置する選手を指し、主に飛んできたボールを捕る役割を果たします。

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