第3ラウンドに備えて、甲子園の黒土はいつものように入念な整備が行われていた
前日2日の試合ではイレギュラーバウンドが試合の行方を左右した
0－0の8回2死一、二塁で阪神の大山悠輔内野手（30）が放った強いゴロが遊撃手の目前で大きくはねて、体に当たった
その間に二塁走者の森下翔太外野手（24）が好走塁で本塁に突っ込み、決勝の1点が入った
甲子園がある兵庫県西宮市は阪神の練習日だった6月26日に雨が降って以来、好天が続いている
同27日ごろには異例の梅雨明けも発表された
グラウンド深部はかなりの水不足で、コンディションがよくない状態が続いている
グラウンド整備を担当する阪神園芸は、練習前や試合前に黒土にしっかりと水をまき、適度な硬さを保持するよう努めている
しかし、天然の雨に比べると限界があるといわれている
そのため、整備スタッフの技術や努力が試合の結果に影響を及ぼすことも少なくない
今回の阪神対巨人の試合では、イレギュラーバウンドが勝敗を分ける重要な要因となりました。このように、グラウンドのコンディションが選手のパフォーマンスに大きな影響を与えることを改めて実感させられます。整備に携わるスタッフの献身的な努力が報われる瞬間でもあり、彼らの仕事の重要性が浮き彫りになりました。
キーワード解説
- イレギュラーバウンドとは？：ボールが地面に当たった際に予測とは異なる方向に跳ねることを指し、選手にとって難しい場面を生む要因となる。
- グラウンド整備とは？：試合や練習に適した状態を保つために、土の水分管理や整地作業を行うことを指す。
- 黒土とは？：野球場やグラウンドに使われる土の一種で、野球においては選手のスパイクと相性が良く、適度な硬さを持つ。
