坂本勇人、NPB通算672度目のマルチ安打で川上哲治を抜く

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2025年7月3日、甲子園球場で行われたセ・リーグの試合で、巨人の坂本勇人内野手(36)が阪神戦に出場し、7回までに2安打を記録しました

この成績により、坂本選手はNPB(日本プロ野球)通算672度目のマルチ安打を達成し、過去に“打撃の神様”と称された川上哲治氏(巨人)を抜いてNPB歴代単独9位に浮上しました

この日、坂本選手は「6番・三塁」として先発出場し、ピッチャーのドラフト1位左腕・伊原選手に対しては5回の第3打席で左前打を放ち、続く7回の第4打席では相手の3番手右腕・ネルソン選手から右前打を打ちました

これにより彼のマルチ安打は、今シーズン初となる猛打賞で、6月24日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)以来の出場から3試合ぶりの好成績ともなりました

今回の2安打を加えることで、坂本選手は通算2436安打目を記録し、これにより自身が持つ現役最多安打数とNPB単独11位記録を更新しました

歴代記録としては、伝説的選手である土井正博(西武)のNPB歴代10位記録2452安打に「あと16」、また長嶋茂雄(巨人)の同9位記録2471安打に「あと35」と迫っています

NPB歴代通算マルチ安打ランキング

順位 選手名 マルチ安打数
1位 張本勲(ロッテ) 855
2位 野村克也(西武) 759
3位 王貞治(巨人) 736
4位 福本豊(阪急) 712
5位 門田博光(ダイエー) 702
6位 長嶋茂雄(巨人) 694
7位 衣笠祥雄(広島) 690
8位 金本知憲(阪神) 678
9位 坂本勇人(巨人) 672
10位 川上哲治(巨人) 671
坂本選手の活躍は、彼が選手生命を通じて地道に積み上げてきた努力と技能の証です。また、レジェンド選手たちの記録に次々と迫る姿は、ファンや若手選手にとっても大きな刺激となるでしょう。この調子で記録を更新し、さらなる高みに登っていく姿を見たいものです。
キーワード解説

  • マルチ安打とは? 一試合で二回以上の安打を記録することを指し、選手の打撃力を示す重要な指標です。
  • 通算安打とは? 選手がこれまでに記録した安打の総数を指し、選手のキャリアの成果を表す表現です。

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