この日、1軍再昇格を果たしたソフトバンクの山本選手が、プロ初安打を放ちました
2回の第1打席で、先発の金村投手が投じた変化球を捉えて右前に弾む打球を放ち、その瞬間が彼のプロ初安打となりました
山本選手は2022年育成ドラフトで9位指名を受けて入団し、今年の4月には支配下登録を果たしました
前回の一軍昇格時には11打席連続無安打に終わっていましたが、今回は「6番右翼」での昇格即先発出場という好機に恵まれました
早速、1打席目にヒットを記録し、さらに中前打と中堅フェンス直撃の二塁打も続け、合計で3安打をマークしました
「当たりはあまりよくなかったけど、今までの野球人生の中で一番嬉しいヒットです」と喜ぶ彼の言葉には、感慨深さがありました
この一打は、彼のプロ野球選手を志すきっかけを与えてくれた恩人、小久保監督の前で放たれたものでした
幼少期に初めて出会ったプロ野球選手があの小久保監督であり、巨人時代に参加した「ファンの集い」で得たリストバンドは、彼にとって宝物でした
今ではプロ選手として小久保監督の下でプレーする現実に、「当時の自分がこの事実を信じることはできなかったでしょう」と語ります
山本選手は「やっとプロ野球選手になったと実感しています
今日は本当にいい一日になりました」と満面の笑顔を見せ、チームは日本ハム相手に3連勝を達成し、新たな戦力の加入を喜びました
ソフトバンクの山本選手がプロ初安打を記録したことは、彼の成長を示す重要な出来事です。苦しい時期を乗り越えて得た成果であり、恩人である小久保監督の前で達成したことは、特別な意味を持つでしょう。今後のさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説
- プロ初安打とは?プロ野球選手が最初に記録する安打のことで、長い努力が実を結ぶ瞬間です。
- 育成ドラフトとは?プロ野球チームが育成選手を獲得するためのドラフトで、支配下登録を果たすことが目標です。
- 支配下登録とは?育成契約を結んでいた選手が、正式にチームの一員になり、試合に出場できるようになることを指します。

