阿部慎之助監督、審判判定に抗議し退場処分 その影響とは

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2025年7月3日、NPB(日本野球機構)は、読売ジャイアンツの阿部慎之助監督に対し厳重注意と制裁金10万円を科した

この処分は、前日の阪神タイガースとの試合において、審判の判定に対する抗議とその結果としての退場処分に関連している

試合の経緯と論争の発端

7月2日の甲子園で行われた試合では、読売ジャイアンツは阪神タイガースに0−1で敗北した

この試合の決定的な瞬間は、八回裏に発生した

阪神の攻撃で、ツーアウト二塁・一塁の状況において、大山悠輔選手が放ったショートゴロが泉口友汰選手にファンブルされ、二塁ランナーの森下翔太選手が本塁を狙った

ホームで守る甲斐拓也捕手との接触プレーがあったが、判定はアウトとなった

しかし、阪神・藤川球児監督のリクエストによるリプレイ検証で、判定が覆り森下のホームインが認められた

この結果を受け、甲斐はタッチをアピールし、阿部監督は審判団に対して激しく抗議を行った結果、退場処分を受けた

ファン間での論争

このプレーに関しては、SNS上で両ファンが互いの見解を主張し、論争が続いている

スポーツライターによると、翌日の『スポーツ報知』は甲斐がタッチに成功した瞬間を捉えた写真を掲載し、巨人ファンがこれを“証拠”として拡散

一方で、リプレイ検証では甲斐のグローブが森下に触れていないようにも見えるため、判断が分かれる

また、アウト判定の直後、森下選手は険しい表情を見せたが、その理由に関しても意見が分かれるなど、ファンの間での対立が続いている

「伝統の一戦」に新たな遺恨を残す結果となった

他試合でのクロスプレー

偶然にも同日のパ・リーグでも、福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズの試合において本塁クロスプレーを巡るリクエストが発生していた

日ハムの加藤貴之投手がホークス打線を抑え込み、9回裏にサヨナラの場面が訪れた

ここでも、選手たちのプレーが試合の流れを大きく変える要因となった

今回の阿部慎之助監督の退場処分は、審判判定を巡る抗議から来たもので、多くのファンに衝撃を与えました。特に、判定が覆る瞬間に関しては、多くの論争が発生しています。プロ野球の中でも特に熱戦が繰り広げられる「伝統の一戦」でこうした問題が起きたことで、ファンの関心はさらに高まっています。
キーワード解説

  • NPBとは?日本のプロ野球を統轄する団体で、リーグ戦の運営や各球団に関する規則を定めています。
  • リクエストとは?試合中に審判の判定をビデオで確認する制度で、選手や監督が審判に異議を唱えることができます。
  • クロスプレーとは?進塁を試みるランナーと守備側選手が同時に進むプレーを指し、誰が先にベースに触れるかが勝負の分かれ目となります。

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