本試合は元阪神外野手の甲斐雄平氏(37)が部長を務めるチームにとって、夏大会初戦の突破であり、3年ぶりの勝利となった
試合の主な流れ
試合は1-4という劣勢から始まった福岡西陵だが、6回には打者11人を送り出す猛攻を展開し、5得点を挙げて逆転に成功この「打者11人攻撃」とは、一つの攻撃局面で11人の打者が打席に立つことで、相手チームにとっては守備の負担を増やし、さらに点を取りやすくする戦略だ
甲斐部長の指導力
試合後、甲斐部長は「よく打ちました成長を感じる一戦でした」と感激の様子で語った
甲斐氏は、博多工と福岡大学を経て2009年に阪神に入団し、3年間のプレイ後に2012年に現役を引退
19年より福岡西陵に赴任し、20年には監督に就任
現在は部長としてチームをサポートしている
選手の活躍
試合の中で、特に目立ったのが中村十真(とおま)外野手(3年)で、4安打2打点を挙げて勝利に貢献した彼は「(甲斐部長に)守備面で目の切り方や、ゴロの捕り方を教えてもらいました」と感謝の意を示した
このような選手の成長を通じて、甲斐イズムがチームに浸透していることが伺える
今回の試合は福岡西陵にとって記念すべき勝利でした。特に甲斐部長の指導によって選手たちが見せた成長が印象的です。プロ野球の経験をもつ彼が、指導者として若手選手に与える影響は計り知れません。これからの大会でも、その成長がどのように表れるか期待されています。
キーワード解説
- 打者11人攻撃とは? :攻撃時に11人のバッターが打席に立つ戦略で、守備側の負担を増やすことで得点を狙う手法です。
- 甲斐イズムとは? :甲斐部長が提唱する野球チームの指導理念やプレースタイルを指し、個々の選手の技術向上を重視したスタイルです。

