荒木雅博氏、プロ野球選手としての道を切り開く取り組み
元中日内野手の荒木雅博氏（野球評論家）は、自身のキャリアの中で特筆すべきエピソードとして「スイッチヒッター」に挑戦した時期を挙げた通算2045安打を記録した右打者である彼だが、プロ3年目の1998年シーズンからは左打ちに特化し、右打席を封印する決断を下した
荒木氏は「自分発信でやりたい」と考え、「ここでやっていけない」との危機感を抱いていた
荒木氏は1995年のドラフトで中日に入団し、その後も継続して練習に励み続けた
「あの頃は寮で午後6時半頃から食事をし、8時から練習していた
ほとんどの選手が試合を観ている中で、私はマシン打撃で汗を流していた」と述べた
彼は練習が自分の役割であると考えており、「プロ野球の世界ではお金をもらっているのだから、夜も練習するのは当然だ」と語っている
その練習方法についてのこだわりも興味深い
「1日100本や200本振るといった数字の目標は持たなかった
1日1回バットを握るというのが自分の決めごとで、それさえあれば継続していると言える」と明かした
たとえ風邪を引いても、バットを握ることだけは続けることに努めた
この練習法が功を奏し、彼は高卒2年目には1軍に昇格し、63試合に出場する快挙を成し遂げた
遊撃手や二塁手、中堅手、左翼手を守り、さらに代打やスタメンでも活躍した彼の成長は、その継続的な努力の賜物である
荒木雅博氏の挑戦と努力は、プロ野球選手として成功するための重要な要素を示しています。特に「スイッチヒッター」に挑戦した決断は、大きな転機となりました。彼のように自分自身を見つめ直し、常に練習に励む姿勢は、若い選手にも強い影響を与えることでしょう。
キーワード解説
- スイッチヒッターとは？左右両方の打席から打つことができる打者のことを指します。これに転向することで、ピッチャーに対する打撃の幅を広げることが可能になります。
- 練習とは？技術や体力を向上させるために行う活動、特にスポーツにおいては、プレイを改善するために繰り返し行う行為です。
