オリックス・来田涼斗が期待の若手として飛躍の兆しを見せる
プロ野球オリックス・バファローズの来田涼斗選手が、7月1日と2日の試合で連続ホームランを打ち、注目を集めているこれにより、プロ5年目の来田選手に本格覚醒が期待される展開となった
沖縄セルラーでの劇的な一発
7月2日、沖縄セルラースタジアムで行われた試合の延長10回、2対2の接戦で来田選手は西武の佐々木健からの打球をライトスタンドに突き刺す豪快なホームランを放ったこの瞬間、観客からは大きな歓声が上がった
試合後のヒーローインタビューでは、来田選手は「ほんとに過去イチと言ってもいいぐらいの当たりだったので、ホームランになって良かったです」とコメントし、満面の笑顔を見せた
安打と盗塁でさらなる存在感を示す
この日の試合では、来田選手は自身初の4安打を記録し、さらに盗塁も成功させ、チームに貢献したしかし、自信がついたとはいえ、彼は「その日はその日という気持ちで臨めるのが大事」と冷静さを保っていた
チャンスをものにした若き外野手
来田選手は、開幕からファームでの調整が続いていたが、5月3日に一軍に昇格しかし、出場機会が限られていたため、周囲からのプレッシャーも大きかった
西川龍馬選手の負傷による離脱で、来田選手にはチャンスが訪れた
その際、彼が放ったホームランは大きな意味を持っていた
春季キャンプでの課題克服
来田選手は春季キャンプで「下半身強化」をテーマに自主トレに取り組んできた身体の使い方が改善され、変化球への対応力向上にも努めている
彼自身もその成果を感じており、結果が出始めていることから、期待が高まる
今後の課題と成長の兆し
ただし、まだ成長過程にある来田選手守備でのミスも見られ、反省をしながら打席に立つ姿勢が見受けられる
俊足・強肩・思い切りの良いスウィングが持ち味の彼には、さらなる成長が期待されている
怪我の影響を心配する声も
7月8日のソフトバンク戦では、走塁中に右かかと付近に違和感を訴え、途中交代となった詳細は不明だが、来田選手にとって今が成長するチャンスなだけに、軽症であることを願いたい
著者プロフィール:記者とカメラマンの『二刀流』で活動中の野口航志
1972年生まれ、岡山大学卒業
プロ野球を中心に取材を行う
来田選手の成長はどのように進むのか、今後の活躍に注目が集まっている。若手選手にとって、連続した成功体験が自信につながる。特に、彼のホームランと安打数の増加は、周囲からの期待感を高める要因と言えるだろう。また、守備ミスの反省を活かし、成長を続けてほしいという声も多い。
キーワード解説
- ホームランとは?:野球において、打者がボールをバットで打ち、フェンスを越えてスタンドに入れることをホームランと言います。
- 盗塁とは?:塁を走る選手が、投手の投球中に次の塁へ進むことを指します。成功すれば、得点へのチャンスが広がります。
- 下半身強化とは?:体の下半分、特に足の筋肉を強化するトレーニングのことです。バッティングや守備でのパフォーマンス向上に寄与します。

