交渉は最終段階に入っており、復帰となればドリスは6年ぶりに阪神のユニフォームを着ることになる
ドリスは2016年に阪神に加入し、4年間で外国人選手として球団最多の96セーブを記録した
セーブとは、試合の終盤にリリーフとして登場し、リードを守り切る役割を果たすことで、投手にとって重要な記録の一つである
彼はその後、米大リーグのブルージェイズなどを経て、昨季からは高知に所属している
今年5月27日には独立リーグ連合として阪神2軍戦に登板し、1回無失点の好投を見せ、最速148キロを計測
その健在ぶりを見せつけた
健康状態が良好なことを証明する一方で、阪神チームの現状は、救援防御率が1.79で12球団トップの数字を残しているものの、セットアッパーの石井選手が2度の離脱を抱え、4連敗と7連敗を喫したことがある
藤川監督は、すでに4月の段階で「右のリリーフが足りていない」として球団に要望を出しており、新たな選手の獲得に向けて動いていた
故障や不測の事態に備えるためには、実績豊富なベテランの存在が重要視されている
また、ドリスは人間性の評価も高く、若手選手たちにとってもお手本となる存在となるだろう
指揮官とも現役時代に共にプレーしており、チームにすぐに溶け込むことができると期待されている
さらに、リリーフ強化策として前メッツ傘下3Aのグラント・ハートウィグ投手(27)の獲得も進められている
ハートウィグは変則的なサイドスローから150キロ超のストレートとスライダーを武器としており、今季は3Aで2勝3敗、防御率3.42を記録している
チームは現在10連勝中で、2位の広島に対し今季最大8.5ゲーム差を付けているが、シーズン終盤に向けてさらなる強化を進めている
万全のブルペンスタッフの構築を目指し、2年ぶりのリーグ優勝に向けて突き進む
ラファエル・ドリス選手プロフィール
| 名前 | ラファエル・ドリス(Rafael Dolis) |
|---|---|
| 生年月日 | 1988年1月10日 |
| 出身地 | ドミニカ共和国 |
| 身長・体重 | 196センチ、106キロ |
| 投打 | 右投げ右打ち |
| メジャー通算成績 | 103登板、6勝9敗、12セーブ |
| 阪神在籍時成績 | 208登板、13勝18敗、防御率2.49、96セーブ(球団助っ人最多) |
キーワード解説
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