広島、逆転負けで3連敗 防御率0.30の投手陣に疲労の影が

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広島東洋カープは10日、本拠地・マツダスタジアムでの試合において、阪神タイガースに3対6で敗れ、同一カード三連敗を喫しました

この結果、広島はリーグ戦で3位に転落し、借金生活に突入しました

試合は1点を追う6回に、広島の秋山翔吾外野手が2点の適時打を放ち、一時は3対1と逆転に成功しました

しかし、これまで7連敗を喫していた阪神を相手に、負の連鎖を断ち切ったかのように見えたものの、新井貴浩監督にとっては予想外の展開が待っていました

2点リードを守るため、広島は防御率0.30のセットアッパー、島内颯太郎投手を7回から投入しましたが、先頭打者の四球から一死二、三塁とされ、代打の糸原選手に犠牲フライを許し、さらに中野選手にも左前の適時打を許して同点に追いつかれました

新井監督はこのあと、チーム最多の22ホールドを記録している左腕、森浦大輔投手にバトンを渡しましたが、虎打線の流れを止めることは難しく、その回に5失点を喫してしまいました

新井監督は試合後「両選手はいつも頑張ってくれている

また切り替えてやっていきます」と振り返りました

この日は今季79試合目で、島内は33試合目、森浦は35試合目の登板でした

いずれもハイペースでの登板を続けており、今後の疲労度が心配されます

昨年も50試合以上に登板した2人が今季もリリーフの重要な役割を担っていますが、彼らを支えるはずの塹江敦哉投手や黒原拓未投手が故障や調整で不在となっているため、他の投手たちにかかる負担は大きくなっています

今回の試合で見られた島内、森浦の不調は偶然の出来事か、あるいは昨今の疲労の蓄積によるものなのか

広島にとっては、最も避けたかった場面で見えてしまった「重い1敗」となりました

今試合の広島は、一時逆転したものの最後に連続失点を喫し、逆転を許したことが大きなショックです。特に、疲労が見える投手たちの後退が今後に与える影響が懸念される状況です。
キーワード解説

  • 防御率とは?:防御率は、投手が自責点をどれだけ抑えられたかを示す指標で、数字が低いほど投手の成績が良いことを意味します。
  • セットアッパーとは?:セットアッパーは、試合のクローザー(終了時の押さえ)の前に登場してゲームを守る重要な投手のことです。
  • リリーフとは?:リリーフは、先発投手が降板した後に登板する投手を指し、主に試合終盤を任されることが多いです。

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