グリフィンは試合後のインタビューで、監督の采配について「勝つための最善策」と納得しながら、スッキリした表情を見せた
試合のハイライト
無死一塁の場面での交代だったが、救援陣はその後も無失点リレーを続け、グリフィンは7回途中で4安打無失点という内容で球団外国人最多タイの開幕6連勝を達成連続イニング無失点記録は22イニングに伸び、彼自身の調子が良いことを強調した
「事前に計画した通りに実行できた」と振り返った
打線の援護と投球スタイル
初回に3点の援護を受けたことも大きな要因だった「すごく心強い」と話すグリフィンは、140キロ台後半の直球、手元で動くカットボール、さらには2種類の落ち球を駆使し、相手打線に的を絞らせなかった
今季DeNA戦では3戦3勝、防御率は驚異の0.00を記録している
自己最高に並んだ勝利数
グリフィンは7月時点で早くも自己最多タイの6勝目を手にし、11先発中7度無失点投球を実現した規定投球回には届いていないものの、72回で自責6、防御率0.75という圧巻の成績を継続中である
更に9試合連続クオリティースタート(QS=6回以上自責3以内)でQS率は91%に及ぶ
監督からの期待の声
阿部監督は、グリフィンの球数79球での継投理由を「自打球に当たってバランスを崩した」としつつ、「完璧だった」とその投球内容を高く評価したグリフィンの人柄
超真面目なグリフィンは、関東の球場に行く際はタクシーではなく、電車を選ぶことが多い「日本の電車の効率の良さは本当に素晴らしい」とコメントし、移動時間をフル活用して対戦打者のデータ分析に取り組んでいる
日本のファンへの配慮も感じられ、「敬意のある人たちが多い」と交流を楽しんでいる様子だった
推定年俸2億円の助っ人は、過去の名選手に肩を並べながらも慢心することなく、チームの勝利は攻撃陣や守備陣の支えがあってこそと謙虚な姿勢を崩さない
「重要な試合が続くからこの勢いを持続できるようにしたい」と話し、来日3年目にして頼もしい存在に成長している
グリフィン選手は、その安定した投球内容と自己記録に迫る成績を残し、チームに大きく貢献しています。彼の試合運びや投球スタイルは、多くのファンから支持されており、今後の活躍が期待されています。特に開幕6連勝は大きな成果であり、彼自身の成長を示していると言えるでしょう。
キーワード解説
- グリフィンとは?:巨人に所属する29歳の投手で、近年、リーグでのパフォーマンスが注目されている選手。
- 防御率とは?:投手の成績を表す指標で、与えた自責点を投球回数で割った数値。数値が低いほど良い成績を示す。
- クオリティースタート(QS)とは?:投手が6回以上投げて3点以内の自責点を許すことを指す投球の質を示す指標。
- 延長イニングとは?:試合が同点の場合に追加で行われるイニング。
- 自打球とは?:打者が打席で自分のバットで自分の体を打ってしまうこと。

