試合は阪神が2点を先制される展開でしたが、大山は四回に無死満塁のチャンスを迎え、石川の投じたカットボールにベストを尽くして打ち返しました
打球は右翼へと飛び、相手守備の太田がカバーに失敗する間に、2点が入る適時打となりました
大山は試合後、「みんながチャンスで回してくれたので、どんな形でも得点したいと思っていました」と語り、周囲の選手との連携を強調しました
彼の活躍により、阪神は辛くも同点に追いつき、その後逆転勝利を果たしました
前日の試合で連勝がストップしたことも影響し、「明日の試合がすごい大事になってくる」と言う大山は、無駄な結果を避け、チームとしての勝利を最優先に考えています
しかし、勝利の陰にあった反省の弁も忘れません
「もうひと粘りできなかった
僕の責任でもあるので申し訳ない」と話し、後輩のミスを自己責任として受け止める姿勢が、多くの支持を集める要因ともなっています
今回の試合での大山選手の活躍は、まさにチームの大黒柱を感じさせるものでした。特に、劣勢の場面から同点に追いつくための打撃は、経験豊富な選手だからこその冷静さが発揮されています。後輩への配慮やチーム全体の勝利を重視する姿勢も、周囲からの信頼を得る要因となっているのでしょう。
キーワード解説
- カットボールとは? 投げ方の工夫によって打者を翻弄する球種。球速が遅く、曲がることでタイミングを外すことが目的。
- 無死満塁とは? いずれの塁にもランナーがいる状態で、アウトがゼロのこと。この状況は得点を狙う大チャンスとされる。
- 適時打とは? 得点に繋がるヒットのこと。試合の流れを変える重要な打撃が求められる。

