注目を集めたのは、中日などで活躍したドミンゴ・グズマン氏の息子、エミール・セラーノ・プレンサ（3年）です
彼はこの試合で3安打4打点の大活躍を見せ、勝利に大きく貢献しました
エミールは初回に1死一、三塁の場面で打席に立ち、右越えの2点適時三塁打を放ちます
その後、2回にも中堅手前に適時二塁打を打ち、8回には左翼に適時打を決めて3安打4打点を記録しました
「いっぱい練習して（調子は）めっちゃいいです
でもまだまだ
甲子園まで行きたいです」と次の目標を掲げました
この日はバットでの活躍が光ったエミールですが、チームではエースピッチャーも務めており、最速145キロの速球を投げます
試合中にはNPB（日本プロ野球）チームのスカウトも視察に訪れていました
社会人・日本通運でプレーし、現在は同校のコーチを務めるサマラウィラーゲ・イシャーラさんは「（技術の）伸びるスピードが早い
過去にドミンゴさんも見たことがあるが、能力で言えばお父さんより上なんじゃないかな」とエミールに大きな期待を寄せています
幸福の科学学園には、エミール以外にもドミニカ共和国出身の選手が2人、台湾出身の選手が1人在籍しています
これらの選手が日本に留学し、野球をする経緯には、中日の森繁和元監督の存在が影響しています
森氏はかつてエミールの父・ドミンゴ氏を中日に招いた実績があり、チームを率いる棚橋誠一郎監督とは大学時代からの知人です
エミールに声をかけたのも森氏だと言われています
国際色豊かなチームである幸福の科学学園ですが、今春の県大会ではシード校を撃破し、ベスト8に入る実力を示しています
初の聖地に向けて、これからの夏を駆け抜ける姿が期待されます
幸福の科学学園の試合でエミール・セラーノ・プレンサの活躍を見ることができ、将来への期待が高まりました。彼のような若い才能が日本の野球界において新たな活力をもたらすかもしれません。特に国際色豊かなチーム構成からも多様性が育む成長が感じられます。このままの勢いで甲子園を目指して進んでほしいです。
キーワード解説
- エミール・セラーノ・プレンサとは？→幸福の科学学園に在籍する野球選手で、父は元プロ野球選手のドミンゴ・グズマン氏。エミールは優れた打撃力とピッチング能力を持ち、将来が期待されています。
- NPB（日本プロ野球）とは？→日本国内で開催されるプロ野球リーグのこと。日本の野球界で最もレベルが高いリーグで、多くの観客も集まります。
- エースとは？→野球において、チームの最も優れた投手のことを指します。チームの勝利に大きく貢献する存在で、試合の重要な局面でマウンドに立ちます。
