中日ドラゴンズのルーキー捕手、石伊雄太(24)がその名だ
4位指名で入団した石伊は、守備において非常に高いパフォーマンスを発揮し、関係者の間でも「新人王の可能性が高い」との評価が出ている
現在石伊は40試合に出場し、34試合が先発出場で、打率は2割5分、1本塁打、9打点を記録している
彼自身は「結果が出ているのでいいのかもしれませんが、自分的には絶好調だとは思わないです」と謙遜しつつも、7月に入ってからは打率3割3厘、1本塁打、5打点と急成長を遂げている
石伊は、5月31日に正捕手の木下が左太もも裏を痛めて登録を抹消された後の35試合中30試合でスタメンマスクをかぶり、正捕手としての存在感を増している
さらに、盗塁阻止率も3割7分という高い数字を記録しており、打撃と守備の両面でチームを牽引している
チームは現在6連勝中であり、石伊の活躍はその一端を担っている
中日のOBで元バッテリーコーチの金山仙吉氏(73)は、「ここまで本当によくやっている
投手とのコミュニケーションも非常に良好で、投手の調子を見極めながらその日の一番良い球を投げさせるようにリードしている」と石伊を高く評価している
また、「キャッチングのセンスがあり、フットワークも優れている
肩も強いので盗塁をされても慌てずに対応できている」と技術面でも絶賛している
金山氏は「新人王も狙える」と確信を持って言い、「阪神の伊原は現在5勝2敗、防御率1・51と優れた成績を残しているが、石伊が中日をAクラス、さらにはクライマックスシリーズ(CS)に導けば、大きなインパクトを生む」と語った
中日では、ドラフト1位ルーキーの金丸夢斗投手(22)も好調を維持しており、後半戦における活躍が期待される
新人バッテリーコンビが互いに切磋琢磨することで、ハイレベルな新人王争いが繰り広げられ、ドラゴンズの13年ぶりのCS出場の可能性も高まるだろう
中日のルーキー捕手、石伊雄太の活躍は目を引くものであり、これからの新人王争いにおいて彼の存在は非常に注目される。特に打撃と守備の両面での成長は、中日のチームにとっても有益な要素となる。今後も彼が中日ドラゴンズを引っ張っていけるのかが、ファンにとって大きな楽しみだ。
キーワード解説
- 新人王とは? プロ野球のシーズンで最も優れた新人選手に贈られる栄誉ある賞で、選手の成績や影響力が評価される。
- 盗塁阻止率とは? 捕手が盗塁を試みる走者をどれだけ阻止できたかを示す指標で、高いほど守備能力が優れていることを示す。
- クライマックスシリーズ(CS)とは? プロ野球のプレーオフで、リーグの上位チームが優勝を争うための重要な試合。

