試合の中心となったのは、エース左腕の江藤蓮（3年）
江藤は先発として7回を投げ、9安打を許しながらも、13奪三振を記録
失点は2点と、自己の責任は1点に抑えた
彼はこの試合で最速145キロをマークし、打撃でも3安打1打点を記録
特に、得点圏での場面では厳しいプレッシャーに直面しながらも、強気のピッチングを展開した
守備のミスが影響し、5回と7回に1失点を許したものの、自身の武器であるストレートを駆使して最少失点に留めた
江藤は試合後、「ストレートには、絶対の自信があります」と自信を覗かせた
また、「高岡第一は非常にいい打線で、楽な回は一回もなかったが、要所でギアを上げることができた」と、冷静に振り返った
試合を観戦していたのは、巨人、阪神、Dena、ヤクルト、ロッテ、オリックス、楽天の7球団のスカウトたち
特に巨人の森中聖雄スカウトは、「6月に比べ状態が上がってきた
変化球の腕の振りも良く、空振りを奪える力がある」と江藤の将来性を高く評価した
また、ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターも、「体がしっかりしていて、球筋も素晴らしい
制球も良く、スライダーに切れもある
今回視察した練習試合では多くの安打を放ち、バッティングセンスも期待できる」と打撃面も含めて評価した
江藤は昨夏の大会では準々決勝、準決勝で連投を強いられ、疲労が影響して思うようなパフォーマンスを発揮できなかった経験を踏まえ、この一年間は徹底した体力強化に努めた
走り込みやポール間ダッシュを実施し、体重も増やし、さらなる成長を見せている
次の準々決勝（21日）は、投手力が高い南砺福野が相手となるが、江藤は「たくさん食べて寝て、ストレッチをして、万全の状態で臨みます」と力強く意気込みを語った
プロ注目のタフネス左腕がチームを勝利に導く姿に期待が高まる
今回の試合での江藤選手の活躍は、彼の成長と努力が実を結んだ結果だと思います。特にコールドゲームで勝利を収めることは、チーム全体の士気を高めるでしょう。今後の試合でも同様のパフォーマンスを期待したいです。
キーワード解説
- エースとは？：エースは、野球チームにおける最も優れた投手を指します。試合の中で重要な役割を担い、特に勝利が求められる重要な試合に先発します。
- コールドゲームとは？：コールドゲームは、ある一定の点差がついた場合に、試合を早めに終了する制度のことです。高校野球では8回終了時に10点差がついた場合、試合が終了します。
- 奪三振とは？：奪三振は、投手が打者を三振に仕留めることを指します。これにより、投手の能力やゲームの支配力が測られます。
