未来富山・江藤、全国高校野球選手権での奮闘がプロスカウトの関心を集める

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◇第107回全国高校野球選手権富山大会3回戦 未来富山10―2高岡第一(2025年7月19日 黒部市宮野運動公園野球場) 未来富山高等学校のプロ注目左腕、江藤選手が、7回2失点・13奪三振という素晴らしい成績を残し、全国高校野球選手権富山大会での8強進出に大きく貢献した

江藤選手は、最速145キロを記録した重い直球を武器に、強力な打線を持つ高岡第一を圧倒した

江藤選手は試合後、「直球を待たれていても打たせないという気持ちで投げました」とコメント

ストライク又はボールの際、打者がどの球を待っているのかを見極めながら投球することが重要で、これを「配球」と呼ぶ

江藤選手の投球は、NPBスカウトのスピードガンで143キロを計測されており、特に7回1死一、三塁の場面では、2者連続で空振り三振を奪うなど、その圧倒的な実力を証明した

江藤選手は、創部8年目の通信制高校に所属しており、昨夏の富山大会での準決勝進出に導いた実績を持つ

今年の4月には高校日本代表候補の強化合宿にも招集されており、その実力は折り紙付きである

この試合には、NPB6球団のスカウトが視察に訪れ、竹内孝行球団本部副本部長などの幹部2人も登場した

特にロッテの榎康弘スカウトディレクターは、「体に力があり、投球フォームのバランスもいい

さらに上げていけるかを見ていきたい」と期待を寄せている

江藤選手は、「アスリートコース」に所属しており、午前中の授業後に午後から練習を行うハードなスケジュール

入学当初は65キロであった体重を87キロまで増量し、さらに中学3年時の最高球速128キロから145キロへと進化を遂げた

「ずっとプロを目指してきた」と語る江藤選手は、今秋にはプロ志望届を提出する予定で、「育成なら大学進学」とも考えている

打席でも3安打1打点を記録し、全方位での活躍を誓う江藤選手

「主力として、僕が打って抑えます」と意気込みを見せ、初の甲子園出場を目指している

(河合 洋介) ◇江藤 蓮(えとう・れん)2007年(平19)5月19日生まれ、長野県須坂市出身の18歳

小2から須坂マイナーで野球を始める

小4から豊野アップルズ、中学では千曲ボーイズに所属

未来富山では1年春から背番号18でベンチ入りし、1年秋から背番号1

身長1メートル80、体重87キロ

左投げ左打ち

江藤選手の活躍には目を見張るものがあります。特に若い選手が自らの技術を磨き、プロのスカウトに注目されるというのは非常に素晴らしいことであり、今後の成長が楽しみです。このような選手が高校野球を盛り上げ、次世代のプロ野球を担う逸材になることを期待しています。
キーワード解説

  • 剛腕とは?野球において高速で球を投げる能力のことを指し、特にスピードや回転数が優れた投手に使われる表現です。
  • NPBとは?日本プロ野球リーグの略称で、日本のプロ野球を統括する団体です。試合の興行やチームの運営が行われます。
  • 配球とは?投手が投げる球種やコースを選ぶ戦略のことで、バッターとの駆け引きが重要です。

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