しかし、さかのぼること30〜40年前は「暗黒時代」の真っただ中にいた
1970年代に電撃トレードで阪神に入団した“エモやん”こと江本孟紀氏が、当時のウラ話を『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』(清談社Publico)から明かした
私をいら立たせた「クマさん」のノホホン野球
江本氏は「打線は水ものである」と指摘し、1977年、1978年の成績が投手としてはいかに貢献しても、チームの成績は必ずしも同じようにはいかないことを示した特に、阪神は1977年に4位、78年には球団創設初の最下位を記録した
この低迷の原因は「本気でチームを強化しようという意欲に欠けていた」ことにある
特に、1977年に吉田監督が退任し、後藤次男氏が監督に就任したものの、彼の人選は暴力的で、「クマさん」と呼ばれ笑顔での指導とは裏腹に、やる気を引き出す雰囲気がなかった
さらに、年次監督とコーチ陣がそのまま旧知の仲で採用されたことで、情熱を欠いた体制が続いた
マージャン台を蹴り上げて若手を叱り飛ばした日
開幕からの不運が続き、幾度となく選手が傷病で戦列を離脱開幕から低迷した阪神は、後藤監督のスタッフやコーチに頼り切りで、若手選手の活躍意欲も低下した
江本氏は「このままでは若手選手が一軍で戦う気概を持てない」と危機感を抱き、悪化する状況に激怒し、若手選手たちを叱責した
江本氏は監督と選手の今後を憂慮し、現状を打破すべく団結と覚悟の必要性を痛感した
勝てる見込みのない監督が続く中、阪神タイガースはますます厳しい状況に陥っていた
この記事は、阪神タイガースの「暗黒時代」を振り返っており、多くのファンにとって思い出深い時期であった。この暗黒時代には、適切な指導と選手の意欲が不足していたと指摘されており、選手たちの成長やチームの成果に大きな影響を及ぼしたことが読み取れる。プロ野球の厳しさが浮き彫りになる内容だ。
キーワード解説
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