この試合のクライマックスは、9回表に起きた中日の5番手ピッチャー、斎藤綱記(28)の素晴らしいパフォーマンスです
緊迫した9回表
試合は9回表に差し掛かり、DeNAが2点を追う場面での攻撃を迎えました中日はこの時、リードを守る形で試合を進めていましたが、代役守護神の清水がピンチを迎えました
代打として登場した京田選手が豪快に2点を返し同点に追いつくと、なおも連続四球が出て満塁となる危機に
斎藤投手の絶妙なリリーフ
このピンチでマウンドに上がった斎藤選手は、「準備はしていた絶対に1点も返させない」と強い意気込みを語りました
彼は、まず林選手を2ボール2ストライクから内角低めのフォークで空振り三振に仕留め、それから佐野選手にはフルカウントからスライダーを決め、再び空振り三振を奪いました
この二者連続三振は、観客を沸かせる素晴らしい技でした
監督の評価と今後
試合後、中日ドラゴンズの井上一樹監督は、「斎藤はよく抑えたものすごく評価できる投球だった」とそのパフォーマンスを賞賛しました
斎藤は今季、今までに13ホールドを達成しており、防御率は驚異の0・50
これまでのコンディション不良から復帰した後も、欠かせない存在としてブルペンを支えています
斎藤投手のピンチにおける冷静な投球は、彼の成長を示しています。特にプレッシャーのかかる場面での対応力が評価されていることが、将来の活躍に大きな期待を寄せる要因となりそうです。
キーワード解説
- ピンチとは?試合の中で得点を挙げられる可能性がある危険な状況のこと。
- フォークとは?ボールが急に落ちる変化球で、打者にとっては打ちにくい球。
- スライダーとは?横に変化する球で、打者を翻弄するために使われる変化球です。
- ホールドとは?リリーフ投手が試合をそのまま維持しながら登板した回数のこと。

