ソフトバンク、前半戦を終え日本ハムとの直接対決に向けて準備着々
◆西武1―4ソフトバンク(21日、ベルーナドーム) プロ野球のソフトバンクホークスは、首位の日本ハムファイターズに2ゲーム差の2位で前半戦を終了したシーズンの初めには主力選手がケガで相次いで離脱し、一時は最下位に沈むこともあったが、その後は若手選手が台頭し、交流戦での優勝を果たすなどV字回復を見せた
前半戦を振り返る小久保裕紀監督は、後半のポイントとして日本ハムとの直接対決に注目している
「一番は日本ハム戦じゃないですか
すぐに(29日から)直接対決が始まって、そこでしっかり捉えられるチーム状態にならないとペナントレースを制するのは厳しいと思うので」とコメント
今季の日本ハム戦では13試合を消化し、7勝6敗とほぼ互角の戦いを展開している
残りの直接対決は12試合で、後半戦初のカードは7月29日からエスコンフィールド北海道での3連戦から始まる
さらに、8月には9日からみずほペイペイドームでの3連戦、22日から再びエスコンフィールド北海道での3連戦が組まれている
特に、9月の優勝争いが佳境を迎える頃には、9日(エスコンフィールド北海道)、18日(みずほペイペイドーム)、30日(みずほペイペイドーム)と単発の3試合のみとなる
小久保監督は日本ハムの強さも強調しており、「新庄監督が言っている通り、オーダーが三つぐらい組めるチームになっている
例えば、クイックが遅い先発投手の時には足の速い選手を起用したり、レイエスや清宮を外しながらでも貯金をつくれる
バランスがいい」と語った
また、パワー系の投手や軟投派の投手を組み合わせた多彩な戦い方が、今後の戦いにおいて重要であると示唆した
ソフトバンクは、前半戦での苦境を乗り越え、若手選手の活躍を背景に復調を見せている。日本ハムとの直接対決が残っている中で、今後どのような戦術を取ってくるのか非常に興味深い。特に小久保監督が強調するオーダーの組み替えやピッチャーの使い方が勝敗にどれほど影響するか、ファンとしても注目せざるを得ない。
キーワード解説
- ペナントレースとは? セリーグとパリーグなど異なるリーグ形式の中で最も成績優秀なチームを決定するトーナメントのことです。
- オーダーとは? 試合に出場する選手の順番やポジションの配置を決定することで、戦略的な意味を持つ重要な要素です。
- クイックとは? 投手が走者を意識して素早く投球する技術のことで、特に盗塁を防ぐために重要です。
- 貯金とは? 勝ち試合の数から負け試合の数を引いたもので、プラスの数値を表すことから「貯金」と呼ばれます。

