山村学園、横田蒼和の活躍で全国高校野球埼玉大会準決勝へ進出

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◆第107回全国高校野球選手権埼玉大会 ▽準々決勝 山村学園9-2西武台=7回コールド=(レジデンシャルスタジアム大宮) 埼玉の高校野球界で新たな歴史を刻むべく、山村学園が昨年のエース育成5位の西川歩選手が見守る中、準決勝へ進出しました

主将であり、プロ注目の内野手かつ投手としても活躍する横田蒼和選手(3年)は、試合の中で圧倒的な存在感を示しました

投打にわたる躍動

横田選手は試合で先発投手を務め、6回1失点という素晴らしい成績を残しました

投手としては、典型的な「パワーピッチャー」として知られ、変化球を巧みに操る技術も併せて見せました

「(相手は)真っすぐに強いので、変化球を見せながら勝負しました

特にスプリットが良かったです」と自らの投球術について語りました

スプリットとは、ボールの縫い目を利用して落ちるように投げる変化球の一種で、打者にとって非常に打ちにくいとされています

素晴らしいバッティング

また、主打者としても力を発揮し、4安打2打点を記録

中でも3回の第2打席では、無死一、二塁の場面で逆方向に低い弾道の打球を放ち、フェンスを直撃させる充実したスイングを見せました

「4本の中で、一番いい当たりでした」と笑顔を見せる横田選手の打撃には、巨人・大場スカウトも「逆方向へ強い打球を打てるのが良い」と評価しています

ハプニングと選手の反応

試合中には、ハクビシンがグラウンドに乱入するという珍事も発生し、両校の選手たちは一時ベンチに退避

球場職員によるネットでの捕獲作業が行われ、約7分間の中断の後試合は再開されました

この出来事について横田選手は、「みんな硬かったので、リラックスできたのでは?」と冗談交じりに語りました

昨年のエースの激励
試合を観戦していた昨年のエース、西川選手が「自分がやるべきことをやって、勝ちにつなげたい

今日は、それができたと思います」と述べると同時に、故障から復帰した心境を語り、「投手だけだった自分とは背負っているものが違う

すごい選手です」と横田選手の活躍を称賛しました

山村学園の横田蒼和選手の投打にわたる活躍には驚かされます。特に試合中の珍事での選手たちの反応が、とてもリラックスした雰囲気を生み出したのが印象的でした。
キーワード解説

  • スプリットとは?:スプリットは野球における変化球の一種で、一般的にストレートに見えるが、打者が打とうとした瞬間に急激に落下することから非常に打ちにくい特徴があります。

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