プロ野球、入場者数に前年比増加 中日は好調を維持

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本野球機構(NPB)は25日、2025年の前半戦(7月21日時点)の入場者数を発表しました

セ・リーグ6球団合計の入場者数は898万9347人で、1試合平均は3万4180人となり、前年比1.4%増加しました

対照的に、パ・リーグの入場者数は738万5875人、1試合平均は2万8083人で前年比2.6%の増加を記録しました

このように、セ・パともに観客数が増加したことは、プロ野球の人気が今も健在であることを示しています

セ・リーグの動向

セ・リーグでは、中日が前年比6.2%増の157万9560人を記録

46試合中の1試合平均は3万4338人となり、特に注目されています

中日の好調は、今年から就任した井上一樹監督の指導の下、チームが一定の成績を上げていることが背景にあると考えられます

チームは現在3位の巨人とのゲーム差は僅か2ゲームで、上位進出を目指しています

阪神が好調を維持

セ・リーグ首位を独走する阪神は前年比0.0%で横ばいでしたが、入場者数は184万3775人、1試合平均が4万1904人という数字は12球団最多です

特に、1試合平均の4万人超えは阪神のみで、ファンの支持を受けていることがわかります

その他の球団の動向

球団前年比入場者数1試合平均
巨人1.9%増157万9560人3万4338人
ヤクルト1.2%増138万2900人2万9630人
DeNA1.7%増135万9200人2万9850人
広島2.1%減130万8300人2万8210人

パ・リーグの動向

パ・リーグでは、西武が前年比14.1%増と大きな伸びを見せていますが、1試合平均は12球団で最も少ない2万3433人です

昨年は成績が低迷していたものの、今年は上位争いに食らいついているため、この増加が見られたのでしょう

他の球団では、日本ハムが前年比11.2%増、楽天が5.0%増と順調ですが、ロッテ、オリックス、ソフトバンクはそれぞれ減少している状態です

試合時間の変化

試合時間に関してもセ・リーグは平均3時間10分、9回試合は3時間3分と、昨年の平均3時間7分(9回試合は3時間)よりも長い結果となりました

パ・リーグも同様に、平均が3時間7分(9回試合は3時間1分)と、昨年の数字を上回っています

これにより、観客が試合を観る時間が長くなっていることも影響しているのかもしれません

今回の入場者数の増加は、各球団の戦績や新監督の就任による影響が大きいと考えられます。特に観客動員が多い阪神の数字は注目に値し、今後の試合への期待感を高めています。また、試合時間の延長もファンにとっては楽しむ時間が増えている一因とも言えるでしょう。
キーワード解説

  • 入場者数とは?試合やイベントに訪れた観客の人数を指し、チームの人気や成績に大きく影響される指標です。
  • 1試合平均とは?各試合での入場者数の平均を計算したもので、観戦人数のトレンドを把握するのに役立ちます。
  • 前年比とは?前年同期と比べた数値や割合を示し、成長や減少のトレンドを判断するのに利用されます。
  • 試合時間とは?野球の試合にかかる時間で、ファンや選手の観戦体験に影響を与える要素の一つです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。