高校インターハイ男子1500m:ムティアニが大会新記録で2連覇、新妻が日本人トップの2位

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2025年7月25日、広島で開催された全国高校総体(インターハイ)の初日において、男子1500mの決勝が行われ、山梨学院のフェリックス・ムティアニ選手が3分39秒20という大会新記録で2連覇を飾りました

この結果、ムティアニ選手は高校競技界においてその名を更に高めることとなりました

男子1500mでは、ムティアニ選手が序盤から先頭を切り、「ペースメーカー」としての役割を果たしながらレースをリードしました

このペースメーカーとは、レースの初期で速いペースを維持することで、他の選手たちがより良いタイムを出す手助けをする役割のことです

一方で、日本人選手のトップとして新妻遼己選手(西脇工3年/兵庫)が続き、3分40秒83を記録して日本高校歴代3位の好成績を収めました

新妻選手は、ムティアニ選手の後ろにぴったりついて走り、「ムティアニ君がいて自分が引っ張ることはなかったので、全然きつくありませんでした」とレースの感想を述べました

レースは、1100m以降にムティアニ選手がペースを徐々に上げ、最後は新妻選手が残り100mで逆転を狙ったものの、ムティアニ選手のスピードには及ばず、1.63秒差の2位でフィニッシュしました

新妻選手は「最後はあきらめしまいました

不甲斐ない走りをしてしまい、悔しい」と自らのパフォーマンスに対する思いを語り、次回の5000mではリベンジを誓いました

また、同組の山本聖也選手(高知農3年/高知)は高校歴代5位に当たる3分42秒05を記録し、吉田星選手(東海大札幌2年/北海道)も3分42秒27で高校歴代7位に入るなど、近年の高校生アスリートのレベルの高さを示す結果となりました

今年の高校インターハイ男子1500mは、選手たちの高いレベルが際立ったレースでした。特にムティアニ選手のペースメイキングは秀逸で、見事な大会新記録を更新しました。一方で、新妻選手も日本人トップの成績を収めたとはいえ、彼自身の期待には応えられなかったため、次の5000mでの結果に向けた意気込みが強く感じられます。
キーワード解説

  • インターハイとは?:全国高校総体の略で、高校生のスポーツ選手が集まり優勝を争う大会です。
  • 大会新記録とは?:特定の大会において過去の記録を上回る、新しい記録のことを指します。
  • ペースメーカーとは?:レースの前半で速いペースを維持する選手のこと。後続が速く走るための助けになります。

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