前半戦最終戦の21日巨人戦(東京ドーム)以来のマルチ安打を記録し、試合の勝敗を分ける一打を放った
試合は初回に始まり、広島の先発投手床田のストレートを捉え、近本は三遊間を抜ける打球を放った
名手として知られる遊撃手・矢野もこの打球を捕りきれずに左前に打球は転がった
その後、中野の犠打と佐藤輝の四球で2死一、二塁と好機を広げ、大山の先制および決勝打につながった
なお、近本は今季対床田には非常に好相性であることが知られ、試合前までの成績は15打数6安打の4割というものだった
この日の試合でも2打席目に右前打を放ち、意識していた相手の投球に柔軟に対応した
「何を投げてくるかわからないので、ストレートか変化球か、その辺にどう対応するか」と、好相性であっても油断せずに適切な判断を下している様子が伺える
さらに、28日の時点でセ・リーグの打率3位にいた近本が、その上位に位置していた広島の小園や阪神の中野が無安打に終わり、近本が一気に抜け出した
チームも3連勝を記録し、後半戦の2カード目の広島戦の初戦を勝ち取ることに成功した
「しっかりカード頭、週頭取れたので、明日もしっかり自分たちの野球をやりたいと思います」と次戦に向けて意気込みを語った
阪神の近本選手が打率トップに立ったことは、チームにとっても大きなプラスです。試合での活躍が、選手個人だけでなくチーム全体の士気向上にもつながるため、今後の成績にも期待が持てます。また、選手たちが好不調にかかわらず、戦術を工夫して臨んでいる姿勢が見られるのは非常に良いことです。
キーワード解説
- マルチ安打とは?:1試合において2本以上の安打を放つことを指します。選手が好調であることを示す指標となることが多いです。
- ストレートとは?:変化しない直球のことを指します。投手にとって最も基本的な球種であり、スピードやコントロールが重要です。
- 四球とは?:投手が投げたボールを4球球審がストライクとは判定しなかった結果、バッターが無条件で塁に出られることです。

