中日、巨人との接戦を制すも投手陣に課題残る - JERA セ・リーグ
◆JERA セ・リーグ 中日8―5巨人(29日・バンテリンドーム)中日は巨人との試合でリードを保てず、最終的には敗戦を喫した
試合序盤で得たリードを守れなかったことは、今シーズン3度目の逆転負けにあたる
このような敗戦はチームの士気にも影響を与えかねず、監督の阿部氏も試合後には「初回のピッチングが良すぎた
少し安心しすぎてしまったのかもしれない」と反省の言葉を口にした
今回の試合で先発を務めた西舘投手は、5回を投げて6安打6失点という内容で、これで今季3敗目を喫した
序盤は素晴らしいピッチングを見せ、特に初回には3者連続で空振り三振を奪うなど、まさに完璧なスタートを切った
しかし、4回に岡林選手への四球をきっかけに流れが変わり、上林選手とボスラー選手にタイムリーを許して逆転されてしまった
試合の後半、2番手投手のバルドナードも失点を重ねてしまい、結果的にチームの投手陣は合計8失点に
特に失策の影響も大きく、試合中に目立ったミスが逆転負けに繋がる痛手となった
阿部監督は「今後はこのようなミスを少なくしていかないと」と語り、チーム全体がこれからの試合に向けて課題を明確にしている
一方、打線は少しずつ活性化の兆しを見せており、1番・丸選手、2番・佐々木選手らが出塁し、中軸も得点に繋がる形を作るようになってきている
さらに、昨年の後半戦に見られたような選手再昇格の動きもあり、チーム全体の士気が再び上向くことが期待されている
しかし、首位の阪神との間には11ゲーム差がついており、リーグワーストの52失策というデータも非常に気がかりなところである
次の試合では、西舘が引きずった四球のようなミスを最小限に留めつつ、投打のバランスを見直し、しっかりとしたチームとしての形を取り戻すことが求められる
連勝は3で止まり、借金1が復活してしまったが、阿部監督は「最後まで粘りを見せたし、次に期待を持ちたい」と前向きな姿勢を示している
今季の競争がますます厳しくなっていく中で、中日のさらなる奮起が見どころとなるだろう
今回の試合では、中日が巨人に敗れ、特に投手陣に課題が残った様子が見て取れます。西舘投手は序盤好投を見せたものの、連続して失点する場面が目立ちました。ピッチングだけでなく守備のミスも影響し、試合の流れを引き寄せられない結果となったことは残念です。しかし、打線に活気が出てきたのは希望の光です。次の試合ではこの流れを持続し、ミスを減らすことが期待されます。
キーワード解説
- 層(そう)とは? 投手や野手といった選手の能力や質のことを指し、チームが強くなるためにはこの層が厚くなければなりません。
- 四球(しけん)とは? ボールが strike zone に投げられず、バッターが「打つチャンス」を与えられたことを意味します。あまり多く出すと相手に有利になるため、投手には注意が求められます。
- 逆転(ぎゃくてん)とは? 試合の途中で、相手が先に得点した後に後から得点し、勝つ条件を変えることを指します。
- 投球(とうきゅう)とは? 投手がボールを投げる行為を示しています。上手い投球ができることで攻撃を抑えることができます。

