ロッテ・田中晴也がロージン使用で新庄監督が問題提起
7月27日に行われた日本ハム対ロッテ戦において、ロッテの若手投手、田中晴也(21)がマウンド上でロージンバッグを多用したことで注目を集めた試合中、田中投手の周囲には大量の白い粉が舞い、これに対して日本ハムの新庄剛志監督(53)が自身のSNSで問題提起を行った
ロージンとは、高温で手の汗を吸収し、投手がボールを持つ際の滑りを軽減するための粉末状の物質であり、特に湿気の多い気候で効果的である
しかし、過剰な使用は打者にとって不快感を生む原因になるため、適切な量の使用が求められている
この試合では、さらに日本ハム先発の伊藤大海投手(27)も「追いロジン」で知られており、二人の投手によるロージンの使用で、マウンドの後方はまるで雪が降ったかのように白く染まった
試合の五回には、田中と対するレイエス選手に対し、粉が大量に舞ってしまい、打席を外す場面も見られた
新庄監督は自身のインスタグラムで、「打者からすると本当に気になって仕方がない」と訴え、お互いに良い試合運びをするためにはロージンの使用方法を見直す必要があると呼びかけた
同監督は具体的な改善策として、ロージンをポケットに入れることを提案した
その一方で、田中投手は自身の手汗の多さを理由に過剰なロージン使用を否定し、「お互いがいい準備をできるように工夫したい」とコメントしている
彼は自らのロージンの使用が試合進行を妨げる結果を招くことを理解しており、改善の余地があることを認識している
果たして、今後ロージンの新素材や改良版が開発されるのか、またその前に選手たちが改めて使用方法を見直す機会が与えられるのか、注目が集まる
今回の問題提起は、北の大地を舞台にするプロ野球における選手同士のプレーをよりスムーズにするために重要です。選手はそれぞれ異なる状況やニーズを抱えているため、ルールやツールの見直しが必要とされる場面が多くあります。今後、双方にとって快適な環境が整うことが望まれます。
キーワード解説
- ロージンとは?手の汗を吸収し、投手がボールを持つ場合の滑りを軽減する粉末状の物質。
- 新庄剛志とは?日本プロ野球界において著名な選手及び監督で、選手としては特にスピードと柔軟性が光った。
- 手汗とは?手の平や指から出る汗のこと。緊張や温度が高いときに多く出る。

