この試合は甲子園で行われ、伊原投手は捕手・栄枝との初バッテリーでマウンドに上がった
しかし、試合は厳しい展開となった
初回から伊原は自身の悪送球が影響して、無死満塁の状況を作り出し、4番の末包選手に2点を奪われる中前打を浴びた
さらに、6番モンテロ選手の中前適時打が続き、この時点で早くも3点を失った
その後、味方の援護で1点ビハインドとなった4回にも、犠打や野選によって1死満塁のピンチを迎え、遊ゴロでまた1点を追加される結果となった
伊原はこの日の登板で計76球を投げ、4回を投げて5安打4失点(自責点は3)という成績だった
通常の試合であれば早期の降板は珍しく、試合の流れを大きく変えることが多い
しかし、伊原は今シーズンの防御率が1.84と好水準を維持しており、今回の結果だけではその活躍を否定することもできない
伊原投手の早期降板は、投手としての成熟を促す一方で、試合の流れを変える効果があることが示されています。防御率を一般的に重視する中で、内容だけでなく状況判断も試合の重要な要素であることが再認識された試合でした。
キーワード解説
- 防御率とは?:防御率は投手が試合でどれだけ失点を抑えられたかを示す指標です。特に1試合あたりの失点数を9 innings(イニング)あたりに換算したもので、低い数値ほど投手の成績が良いことを意味します。
- バッテリーとは?:バッテリーは野球において捕手と投手の組み合わせを指します。この二人の連携がチームの守備において非常に重要です。

