前日までの2試合で連続完封負けを喫し、初回には無死満塁のチャンスから登場した4番・末包昇大外野手(29)が中前適時打を放ち、先制の2点をもたらした
この結果、連敗は7で止まり、ようやく後半戦初勝利を手にした
末包は「何とかしたい」以上に「何とかしなくちゃならない」という強い意志を持ち、この日を迎えた
大きな体躯を活かし、高いバウンドの打球を中前に抜けると、ベンチに向かって感情を表現
皮切りとなる得点を記録したことで、スコアボードに「0」以外の数字を刻み、先制に成功した
試合の流れは早速、訪れた
初回、先頭の秋山が四球で出塁し、続くファビアンの打球は投手ゴロ併殺かと思われたが、二塁への悪送球が原因で一、二塁となった
その後、小園の打席で無死満塁のチャンスが訪れた
「無死満塁は最初の打者にかかっていると思う」と振り返った末包
昨今は満塁で得点が挙げられなかった広島が、ようやく得点を奪った
この日の打順変更は新井監督によるもので、ファビアンを6番から2番に、末包は6番から4番に置いた
打順の変更により攻撃の流れを変える狙いがあった
初回には末包の打球だけでなく、モンテロの適時打も挿入し、攻撃の手を緩めなかった
今月は急失速していた広島は、月間成績を4勝16敗3分けで終えたが、なんとか勝率2割台を維持した
この勝利が後半戦への布石となることを期待し、新井監督は「これを機に、どんどん上げていきたい」と意気込む
真夏の大反攻が始まる中、上位進出に向けた希望をつないだ
今回の試合では、広島の打順変更が成功の鍵となりました。特に末包選手の活躍が際立ちましたが、チーム全体の連携が試合を勝ち取る要因となったと思います。満塁のチャンスを活かしきれなかった過去を踏まえ、選手たちの気持ちが一つになって勝利につながったのではないでしょうか。
キーワード解説
- 打順変更とは?:野球において、選手が打席に立つ順番を変えることを指します。これにより、選手のコンディションやチームの戦略に応じて効果的な攻撃が期待されます。
- 完封負けとは?:野球で、相手チームが得点を挙げられないまま試合が終了することを指します。特に、得点なしで負けることは、投手や守備が相手打線を抑えることに成功したことを反映しています。
- 無死満塁とは?:野球の場面の一つで、アウトがない状態で三塁まで走者がいることを指します。この状況は得点のチャンスとして非常に重要です。

