昨オフには阪神からポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦したものの、メジャーでの登板は叶わなかった
青柳選手はNPB復帰を果たすまでの半年を振り返り、「全く後悔はないです」と話し、得た経験について「素晴らしい」と評価した
厳しい米国野球の世界
青柳選手は、マイナーリーグでの23試合に登板し、成績は1勝3敗、防御率7.22という結果に終わった「野球の考え方が違ったり、文化が違えば考え方も違う」と振り返り、特に米国の投手の考え方に戸惑ったという
具体的には、米国では最も効果的な球を多く投げることが重視される傾向があることを述べ、「とりあえず真ん中に投げなさい」という指示が多かったと語った
マイナー契約の厳しさ
環境面でも過酷だったとし、「(日本は)恵まれていたんだなと感じた」と語ったマイナーリーグは、選手が独立した環境で自分の力を試される場であり、資金面やサポート体制が充実している日本プロ野球とは異なる厳しい状況が多い
阪神への感謝を忘れず
青柳選手は、古巣・阪神に対する感謝の気持ちを繰り返し述べ、「マイナーでも行かせてくれたタイガースには感謝しかないです」と語った過去には2022年に「投手3冠」に輝いた青柳選手だが、今後はヤクルトで新たなスタートを切ることになる
彼の「NPB第2章」に期待がかかる
青柳晃洋選手の入団会見を通じて、彼が過去の経験を悔いなく振り返っている姿が印象的でした。米国での挑戦は確かに厳しいものでしたが、それを成長の糧とし、また日本でプレーできることに感謝する姿勢は素晴らしいです。彼の今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?選手が日本のプロ野球から海外のプロリーグに移籍する際に利用される手続きで、球団が選手の希望を尊重し、その選手を他球団に交渉権を付与するものです。
- マイナーリーグとは?メジャーリーグの下部リーグで、選手たちが育成される場所です。競争が厳しく、上位チームでの試合出場を目指す選手たちが多く集まります。
- 防御率とは?投手が試合でどれだけ得点を防げたかを示す指標で、低い値なほど優れた投手とされます。得点を防ぐ力を評価する重要な数値です。

