“鯉の翔平”とも呼ばれる森選手は、左打席から放った打球が左中間を抜けると、二塁に到達し、ベンチからの祝福に応えた
自身のプロ生活で最多となる５勝目を記録し、試合後は「勝ったらなんでもいいです」と少年のように笑顔で語った
二刀流の実力発揮
森選手は、１点リードの五回に重要な追加点を自らのバットでたたき出した二死一、三塁の場面で、登板したネルソンと対戦
２球目、１５２キロのストレートを振り抜いたその打球は、見事に左中間を貫通
これにより、友人の矢野選手も生還し、チームのリードを３点に広げることに成功した
プロ４年目で初めての適時打となる二塁打を放ち、重要な得点に貢献した
浜風の影響と運の要素
甲子園名物の浜風はこの日の試合でもその影響を与えた強い風のために、四回には中堅手の秋山選手が大山選手の打球を落球する場面もあった
森選手自身も風の影響を感じつつも、自身の二塁打は風に乗りながら伸びていった
「浜風のおかげですね」と話し、時には運も味方に付けながら勝利を呼び込んだ
本業の投球も完璧ではないが
投手としての森選手は、５回を投げて３失点（自責２）と苦しい投球内容ではあったが、四回までに３点を失ったものの、各回で複数失点を防いだため、チームにリードを渡さなかった「球数を使ってでも粘ろうと思っていた」と語り、辛抱強いピッチングを展開した
後半戦への期待
この試合は、広島にとって後半戦の初勝利であり、苦しんだ７月を良い形で締めくくった「良いピッチングではなかったけど、チームが勝てたのは大きい」と森選手もコメント
８月からの逆襲を誓い、選手たちの気合も感じられる
今回の試合は、森翔平選手が投手としても野手としても重要な仕事を果たし、チームを連敗から救ったことが印象的です。また、浜風の存在が試合の運命を左右することがあるというのも興味深いポイントです。これからの試合でも、彼のさらなる活躍を期待したいと思います。
キーワード解説
- 二刀流とは？ ：二刀流とは、同じ選手が投手と野手の両方をこなすことを指し、特に現代のプロ野球で注目を集めているスタイルです。
- 浜風とは？ ：浜風は、甲子園球場がある地域特有の風のことで、試合中の打球の飛距離や方向に影響を与えることがあります。
