頓宮はプロ初のサヨナラアーチを記録し、打った瞬間に確信した感触を持ち、「お、いった
ばか気持ちいい」と喜びを爆発させた
試合は、日本ハムのリードを追う形で進行した
オリックスは9回裏、先頭の宗からディアス、杉本の3連打で1点差に迫る展開となった
そして1死二、三塁の場面で頓宮が日本ハム投手・加藤貴の初球をしっかりと捉え、左翼席に運んだ
盛り上がったベンチは、喜びのあまり頓宮を迎え入れたが、彼は転倒してしまい、「恥ずかしかった」と照れくさそうに微笑んでいた
この日は日本ハムの移動飛行機にトラブルがあった影響で、試合開始が15分遅れた
しかし、打線は8回までわずか3安打に抑え込まれていたものの、最終回には一気に攻撃の火を点けた
岸田監督は、「キャプテンの責任を重く感じながらやってくれました」と、頓宮の活躍を称賛した
オリックスはこれで6連敗から3連勝と勢いを取り戻しつつある
頓宮は、球宴で敵将・新庄監督からの助言を受け、2戦連続でホームランを放つなど絶好調に見えたものの、7月後半は不振に陥り、ベンチスタートが続いた
この悔しさをバネに、「もう1回しっかり練習をして、結果が出ないと練習しても何も言えない」と語る頓宮は、今後の活躍に期待が寄せられる
主力選手の負傷離脱が相次ぐ中でのチームの状況に、自らの役割を「結果を出し続けるしかない」と自覚して臨んでいる
2位の日本ハムとの差は5.5ゲームとなっており、オリックスは猛牛打線を再び盛り上げ、さらなる連勝を目指す
オリックスの頓宮選手がプロ初のサヨナラホームランを放ったことは、チームにとって大きな意味を持つ。一時は連敗が続いていたが、この勝利で気持ちが盛り上がり、今後の試合に期待がかかる。また、選手間の団結も強まっているようで、チーム全体が一丸となって勝利を目指す姿勢が感じられる。
キーワード解説
- サヨナラホームランとは?試合の最終回に逆転するホームランのことで、特に劇的な勝利の象徴として重視される。
- 内転筋とは?太ももの内側にある筋肉で、股関節の動きに関与し、走ったりジャンプしたりする際の安定性を高める。
- 猛牛打線とは?オリックスの強力な打線を指し、相手投手に対して高い得点能力を持つことが特徴。

