この取り組みは、西武ライオンズの鳥越裕介ヘッドコーチ（54）の個人的な経験を基に始まるものである
鳥越コーチの思い
鳥越コーチは、17年前に乳がんで妻を亡くした経験を持つ「自分と同じ思い、同じ苦しみを味わってほしくない」との強い思いから、他の球団でも乳がんに関する啓発活動を行ってきた
彼は、「球団と協力して、これからも啓発活動を続けていく」と述べており、今回の西武ライオンズのキャンペーンも彼の強い意志から始まりました
啓発活動の内容
「ライオンズ ピンクリボンキャンペーン2025」と名付けられたこのキャンペーンでは、埼玉県所沢市内で行われる乳がんバス検診において、球団のロゴがデザインされたボールペンが配布されるまた、9月6日に本拠地ベルーナドームで行われるロッテ戦では、マンモグラフィーによる乳がん検診が無料で受けられる検診車が設置されることが決まっている
「ピンクリボン」とは
「ピンクリボン」は、乳がんの早期発見や治療の重要性を広めるために設立された、世界共通のシンボルマークであるこの運動は1980年代の米国で始まり、日本でも2000年代から浸透してきた
妻の万美子さんを2008年に乳がんで亡くした鳥越コーチは、この活動を受けてピンクリボンの重要性を理解し、これまで活動を行ってきた
西武ライオンズの支援
西武ライオンズは鳥越コーチの啓発活動に賛同し、彼の意向を受けてキャンペーンを開始することを決めた鳥越コーチは、「これまでの経験を活かし、多くの人に乳がん検診の重要性を伝え、一人でも多くの命を守りたい」と強く語った
西武ライオンズの鳥越コーチが展開する乳がん啓発キャンペーンは、個人的な悲しみから生まれたものであり、多くの人々に早期発見の重要性を訴える意義深い取り組みです。球団が支援することで、より広範囲な啓発活動が期待できるでしょう。
キーワード解説
- 鳥越裕介とは？ - プロ野球のヘッドコーチで、乳がん啓発活動を行うために西武ライオンズに加入した元選手です。
- ピンクリボンとは？ - 乳がんの早期発見や治療の重要性を広めるためのシンボルマークで、この運動は世界的に行われています。
- マンモグラフィーとは？ - 乳がんの検査法の一つで、乳房のX線撮影を通じてがんの早期発見を目的としています。
