復帰後の初戦では、七回に代走として出場し、二盗を成功させるなど、その持ち前のスピードを活かしてチームに活気をもたらした
充実した日々を過ごした2軍での経験
今季の開幕から1軍に帯同していた麦谷だが、6月8日の阪神戦でのプレー中に負傷遊撃へのゴロを放った際、ヘッドスライディングを試みた結果、左薬指を剥離骨折し、その影響で10日に登録を抹消されることとなった
怪我からの回復後、ウエスタン・リーグでの実戦経験を経て、再び1軍に復帰することができた
打撃練習で磨かれた技術
復帰後の11試合では、打率・306(36打数11安打)を記録し、再昇格の足掛かりを築いた2軍での経験を生かし、高橋信二2軍打撃コーチからスイングの改善や技術面についてのアドバイスを受け、自身のプレースタイルを見つめ直した
将来への目標
麦谷は、「(1軍ではまだ)アウトプットを100%できていない」と自らを厳しく評価し、さらなる向上を目指す姿勢を示している特に走塁面では、チームトップの10盗塁を記録しており、「与えられた仕事でもあるし、自分の武器でもあるので」と、盗塁の重要性を強調した
ファンの声が力に
1軍復帰後、ファンからの歓声に励まされたと語る麦谷は、「盗塁したときのファンの歓声を聞いてもう一回、頑張ろうと思えた」と述べ、プロ野球選手として1軍での活躍がいかに喜びであり、使命であるかを実感しているまた、過去の怪我を教訓に、スライディングミットを着用し、怪我のリスクを減らす努力も続けている
「もう(本塁以外では)ヘッスラ(ヘッドスライディング)はしないっす!」と笑顔で語る麦谷
彼の表情は、充実感と今後の成長への強い決意に満ちている
麦谷選手の復帰後の活躍はプロ選手としての成長を物語ります。怪我からの回復だけではなく、技術面でも進化を遂げており、彼の姿勢は他の選手にも刺激を与えます。スライディングミットの使用など、怪我を減らす取り組みも注目に値します。
キーワード解説
- スライディングとは?:選手が転がりながら塁に到達することを示すプレー。アグレッシブなプレースタイルを強調するが、怪我のリスクも伴う。
- 盗塁とは?:バッターまたは走者が、投球中に次の塁を奪うプレー。得点機会を増やすために重要な要素。
- ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球において、2軍チームが参加するリーグ。選手の実力向上の場として役立つ。

