藤田選手は、プロ2年目となる今シーズン、すでにファームで43試合に出場し、前年の39試合を上回るパフォーマンスを見せています
多様な打撃スタイル
藤田選手は、さまざまな打撃フォームを試みる姿勢を見せています3月27日の楽天二軍戦では「ノーステップ打法」と呼ばれる技術で打つ場面が見られました
この打法は、足を使わずにスイングすることで、バットのタイミングを合わせる狙いがあります
一方で、4月17日の楽天二軍戦では立てたバットで構え、4月29日の巨人二軍戦ではタイミングを変えるなど、各試合で異なるアプローチを取っています
打撃の課題と向上心
藤田選手は自らの状況を「探っている状態」と説明しましたピッチャーの投球スタイルに応じた柔軟な打撃を目指しており、「どれがうまくやれるか見ている状態」と打撃のタイミングの習得を重視しています
また、昨年からは「下半身の使い方」と「バットを内側から出す」ことに取り組んでおり、「より強く、より正確に」打てるよう働きかけを続けています
体づくりと将来の展望
藤田選手は、体づくりにも意欲的です体重は昨年11月時点で91キロ、1月には92.5キロとなったものの、瞬発力向上を意識しながら徐々に増量しているとのことです
怪我のリスクを考慮しつつ、じっくりと筋肉量を増やす方針を示しています
外野手の競争環境
ロッテの外野手ポジションは激戦区であり、経験豊富な選手たちも多く出場しています藤田選手は与えられた出場機会でアピールしたいと意気込み、「今年は全然、長打が出ていない」と自身の持ち味を強調しながら、打率向上にも意欲を見せています
残り2カ月のシーズンで、藤田選手がどのように存在感を示していくのか注目です
藤田和樹選手の試行錯誤や体づくりに向けた真摯な姿勢は、選手としての成長を感じさせるものです。多様な打撃スタイルを試みる姿勢は、今後の成績向上に繋がることが期待されます。
キーワード解説
- ノーステップ打法とは？ 足を使わずにスイングすることで、投球のタイミングを合わせやすくするための打撃技法です。
- 下半身の使い方とは？ 打撃時に足をどのように動かすかを考えることで、パワーを効率よく伝える技術です。
- 瞬発力とは？ 短時間で大きな力を発揮する能力のことで、特にスピードが求められるスポーツ選手にとって重要な要素です。
