片岡篤史氏が語る阪神の若手選手に対する期待と評価

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プロ野球中日の元2軍監督であり、現在は野球解説者の片岡篤史氏(56)が、2025年7月31日に行ったユーチューブの更新にて、2軍監督時代に特に注目していた阪神の選手について述べました

片岡氏は、「今季の阪神は、ある程度レギュラーを固定してきている」とも語り、若手選手の活躍が期待される状況を指摘しました

片岡氏が挙げた注目選手

片岡氏は、阪神での現役時代に5年間プレーした後、2010年から阪神の1軍打撃コーチを務め、その後、中日の2軍監督として活躍

イースタン・リーグの試合で阪神と対戦する中で、特に気になった選手として小野寺暖外野手(27)の名前を挙げました

小野寺は、大阪商業大学出身で、2019年のドラフトで阪神に育成選手として指名され、2021年には支配下登録を果たしました

しかし、2021年シーズンの成績は34試合出場で打率.179、1本塁打、2打点と芳しくありません

今シーズンも開幕1軍に名を連ねながら出場機会が少なく、打席にも立っていない状況が続いています

片岡氏の評価

片岡氏は「右打者でパンチ力があり、サードも守れる」と評価し、「環境を変えれば活躍するんじゃないかな」と述べました

阪神の場合、レギュラーが固定されているため、若手選手の成長が難しい状況になっていると指摘しました

榮枝裕貴捕手についての言及

さらに片岡氏は、もう一人の注目選手として榮枝裕貴捕手(27)の名前も挙げました

榮枝は立命館大学出身で、2020年のドラフトで阪神に指名されたものの、出場機会は限られています

今シーズンはわずか5試合に出場しており、坂本誠志郎選手や梅野隆太郎選手という強力な捕手陣が存在するため、チャンスが見込めない状態にあります

片岡氏は「榮枝はなんでもそつなくできる選手であり、2軍で見ていた時から欲しいと思っていた選手」と述べ、彼のポテンシャルを称賛しました

トレードの動きは少なく

なお、2025年のプロ野球のトレード期限は7月31日までであり、この日を迎える前に注目選手の移籍動向があるのか注目されましたが、セ・パ両リーグにおいて大きな動きはありませんでした

片岡篤史氏が若手選手について言及することで、阪神の育成力や選手の環境が競技力にどう影響を与えているのか、そしてそれがプロ野球全体に与える影響について考えさせられます。また、選手たちの潜在能力を引き出すためにはチャンスが必要で、彼らが活躍できる環境を整えることが重要であることも示唆されています。
キーワード解説

  • 2軍監督とは?軍の中で選手を育成する役割を持つポジションのことで、選手の技術や精神面での成長を助ける重要な役割を果たしています。
  • 支配下登録とは?育成選手から一軍の戦力として認められることを指し、支配下選手になることで一軍に出場することが可能になります。
  • 打席とは?野球でバッターがピッチャーから投球を受ける時のことを指し、打率などの成績がここで決まります。
  • 捕手とは?野球のポジションの一つで、投手の投球を受けたり、走者をアウトにするための重要な役割を担う選手です。
  • トレード期限とは?プロ野球における選手の移籍を行うことができる期間のことで、選手の戦力補強や入れ替えが行われる重要なタイミングです。

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