オリックス・吉田輝星、弟の金足農が甲子園に向けてのサプライズ訪問

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
第107回全国高校野球選手権大会の開幕を翌日に控えた2025年8月4日、各校は甲子園での開会式に向けてのリハーサルに参加しました

その中で、金足農(秋田)の練習には、特別なゲストが訪れました

オリックスのピッチャーであり、2018年の夏に準優勝を経験した吉田輝星選手が弟である大輝選手(3年生)を激励するため、サプライズで練習を見守りました

大会初日の開会式は、暑さ対策のため例年とは異なり、午後4時から実施され、対応を余儀なくされる選手たちも多い中、金足農の選手たちは気合が入っていました

特に大輝選手は、沖縄尚学との初戦を翌日に控え、練習に臨んでいました

この日の練習中、彼は兄である輝星選手の姿を見つけ、「来ないと聞いていたので、うれしかった」と微笑みました

輝星選手は、前日の組み合わせ抽選会後にLINEで連絡を取り合った際、「今年は行けない」と伝えていました

サプライズ訪問があったにもかかわらず、兄弟の会話は一切ありませんでしたが、その存在が弟や他のナインを高める要因となったようです

輝星選手は右肘の手術からの復帰に向けてリハビリ中ですが、秋田大会での金足農の戦いぶりを中継でずっと見守り、弟たちを応援してきたと語ります

「2年連続で甲子園に出場するのは素晴らしい

ひたむきさを思い出させてくれます

自分が野球をやりたくてもやれない状況なので、なおさら感慨深いです」と彼はエールを送ります

沖縄尚学チームには最速150キロを投げる左腕・末吉良丞(2年生)がいるため、大輝選手にとって強敵との投げ合いが待ち構えています

弟は「自分が活躍することで、輝星も『このままじゃダメだ』と思ってくれるはず」と意気込みを語り、今回は逆に自分が兄を奮い立たせる番だと決意しています

吉田輝星選手が弟のためにサプライズ訪問したことは、兄弟の絆を深めるだけでなく、選手たちにとっても良い影響を与えることが分かります。大輝選手が兄からのエールを受けて気持ちを高め、新たな挑戦に臨む姿勢は、多くの人に感動を与えるでしょう。高校野球は選手一人一人の成長と闘志を感じさせる場でもあり、兄弟の支え合いがその中で重要な役割を果たしています。
キーワード解説

  • 吉田輝星とは?:オリックス・バファローズに所属するプロ野球選手で、特に2018年の甲子園での活躍が注目されています。
  • 甲子園とは?:日本の高校野球選手権大会が開催される神聖な球場で、全国の高校野球チームが集まり熱戦を繰り広げます。
  • リハーサルとは?:本番の前に行う練習や準備のことで、試合の流れや演出を確認する大切な時間です。
  • ブルペンとは?:ピッチャーが試合前に自分の投球フォームを確認するための練習エリアを指します。
  • 暑さ対策とは?:高温多湿の中での試合の際、選手が熱中症などの危険から身を守るための対策を指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。