オリックス・山﨑颯一郎、復活への道のりと信頼回復の決意
オリックス・バファローズの中継ぎ投手、山﨑颯一郎がついに復調の兆しを見せている2021年から2023年にかけてチームの中心的存在であった彼は、強力な剛速球を武器にチームを支えてきたが、昨年はコンディション不良に悩まされ、シーズンを通じてわずか7試合の登板で防御率6.35と苦しい数字を残した
今年のキャンプでは「感覚が戻っていない」と不安を抱えていた山﨑だが、ファームでの再調整を経て、特に意識したのは「股関節のはまり」だ
投球フォームにおいて、右の股関節の動きが重要であることを認識し、コーチ陣やデータ班と協力しながら修正に取り組んできた
その努力の成果は数字にも表れ、6月以降のファームでの登板11試合中10試合は無失点
7月15日に一軍へ再昇格した後も、5試合連続で失点を許さない成績を残し、信頼を回復しつつある
山﨑は「投げる場面は問わないので、信頼を取り戻せるようなピッチングをしていきたい」と語り、しっかりとした信頼の再構築に取り組んでいる
現在、オリックスは順位争いを続けており、山﨑の覚醒はチームにとって大きな力となることが期待されている
山﨑選手の復活にかかる思いは、チームにとっても大きな意味を持つ。怪我からの回復を経て、実際に試合で成果を上げつつある彼の姿は、他の選手への刺激になるはずだ。特に中継ぎとしての役割を果たすことが求められる彼の存在は、首位争いを続けるオリックスにおいては鍵となるだろう。ファンにとっても、こうした選手の努力と成長を見守ることは楽しみの一つである。
キーワード解説
- 剛速球とは?:ピッチャーが非常に速いスピードで投げる球種を指し、バッターにとっては非常に打ちにくい球となる。
- 防御率とは?:投手が試合中にどれだけ得点を許したかを示す指標で、低いほど優れた成績となる。
- 中継ぎとは?:試合の途中で先発投手から交代して登板し、試合をつなぐ役割を果たす投手のこと。
- 股関節のはまりとは?:投球フォームで股関節が適切に動くことを指し、これが不十分だと投球精度に影響を与える。

