近年の野球界では正捕手の定義があいまいになっているが、伊東氏は7年目の山本祐大捕手(26)を「最近の中ではよく成長したキャッチャー」と称賛した
さらに、伊東氏は日本シリーズでチームを下克上日本一に導いた戸柱恭孝捕手(34)の活躍も挙げ、「中日(ヘッドコーチ)のときから彼が出てきたら嫌だった」とリード面の重要性に着目した
リードとは、投手を如何に効果的にサポートし、バッターとの対戦を有利に進めるための捕手の役割を指す
また、谷繁氏も「戸柱は日本シリーズで殻を破った」と述べ、来年は山本を中心に起用するわけにはいかないと危惧を示した
両者は2人のキャッチャーが切磋琢磨することで、山本がさらなる成長を遂げ、チーム全体の力が向上することに期待を寄せた
しかし、問題点も浮上
谷繁氏は「そう考えると、松尾がなかなか出られない」と語り、2022年ドラフト1位の松尾汐恩捕手(20)の出場機会が見つけにくいことに対して、嬉しい悲鳴を上げていた
今回のインタビューでは、DeNAにおける捕手争いの現状と将来への希望が語られました。特に若手キャッチャーの成長が印象的で、チーム全体の競争が活性化することが期待されます。それでも、経験豊富な捕手たちの存在が新たな課題を生み出しています。
キーワード解説
- 捕手とは?:野球における捕手は、投手の投げるボールを受け、打者との対戦をコントロールする重要なポジションです。
- リードとは?:リードとは、キャッチャーが投手に対してどのように配球を指示し、打者との対戦を進めるかを定める戦略のことを指します。