試合は、阪神がリードを保っている状況にもかかわらず、九回に突如として起こったピンチが訪れた
４番手のドリスが２死一、二塁の状況を迎えた際、石井大智投手（２８）がマウンドに登場
代打の板山を遊飛に打ち取り、見事に今季４セーブ目を達成した
突然の出番にもかかわらず、石井は冷静さを保ち、肩を作る準備をしていたと語る
「九回に３点取ってくれる前から準備していたので、慌てることはありませんでした」とその心構えを明かした
守護神である岩崎が腰の疲労で出場選手登録を抹消された中、自身の役割をしっかりと果たし、「（岩崎が）いてくれる方がもちろん心強いですけど、結果を出すというのは変わりません」と頼もしいコメントを残した
これにより、石井は３５試合連続無失点という驚異の記録を更新し、さらには３４イニング連続無失点で、阪神球団史上の記録で４位タイに浮上した
上位の記録としては、藤川監督の４７回２／３、次いで小山正明の４７回、江夏豊の４１回が控えている
これらの名前を挙げると、石井の“無双”ぶりが一層際立つ
石井は、秋田高専での５年間で野球を極める道を歩んだ
「中学までは軟式野球で、大きな体を持っているわけではありませんでした
硬式は痛いと感じていたが、友人に誘われてこの道を選びました
」と振り返りながら、野球に対する思いを語る
彼にとって、練習の後のカルピスソーダは青春の象徴として今でも忘れられない一杯だ
「明日も同じ気持ちでしっかり準備したい」という石井の言葉には、細心の注意を払った準備を怠らない姿勢が伺え、彼のピッチングが今後も無失点記録を伸ばすことを期待させる
今回の試合での石井大智投手のパフォーマンスは、特に彼が無失点記録を達成する背景が素晴らしさを強調します。突発的な出番にもかかわらず、冷静に対応し、成功を収めた姿勢には多くのファンが魅了されたでしょう。石井のこれからの活躍がますます楽しみです。
キーワード解説
- セーブとは？：セーブは、試合終了までの間に相手チームにリードを許さず、試合を締めくくる役割を果たした投手に与えられる記録です。
- 無失点記録とは？：無失点記録は、ある投手が登板したゲームで自分の投球回において、相手チームに点を与えないことを指します。
