この大会は昨年に続くもので、セ・パ両リーグから選ばれた14名の選手が参加した
白熱の予選A卓
予選A卓では、ヤクルトの阪口皓亮投手、楽天の津留崎大成投手、日本ハムの中島卓也内野手、広島の中村健人外野手の4人が対戦を繰り広げた最初は阪口が圧倒的な強さを見せ、南4局のオーラスを迎える時点で、5万5000点を叩き出しトップに立っていた
他の選手とは大きく点数を離し、勝利がほぼ確実と見られていた
劇的な逆転劇
ところが、このオーラスで中村健が驚異的な逆転を見せた親番の中村は、まず6巡目に「タン・ピン・三色」をテンパイ
リーチを掛けずにダマテン(リーチをかけずに、あらかじめ手役が完成すること)で待つと、阪口から高めの「八マン」が出てその親マンが直撃したことにより、一気に点数を詰めた
続く攻撃
中村は続く2本場でも、3巡目にペン「七ピン」のリーチをかけ、これを積もることに成功結果として「リーチ・ツモ・赤、裏ドラ」の親マンにより、阪口を逆転した
その後も阪口から「白・赤1」を直撃し、最終的には60300点まで点数を積み上げ、トップとなった
選手たちの反応
阪口は「詰めの甘さというか、油断大敵を絵に描いたような最後でした…」と残念がった一方で、中村は「めちゃくちゃうれしい
(親マン直撃は)ダマテンにして良かった
また決勝の卓に残ることができた
堅実な麻雀で頑張ります!」と喜びの声を上げた
この交流戦での展開は、予想外の逆転劇が見られたことが印象的です。トップに立っていた阪口選手が、油断から敗れてしまうとは、麻雀の難しさを示しています。一方で、中村選手の冷静なプレーは素晴らしく、彼が決勝に進出できたことは大きな成果です。
キーワード解説
- 麻雀とは?:麻雀は、中国を起源とする、4人で行うタイルを使った頭脳ゲームです。プレイヤーは役を作り、点数を競います。