日本プロボクシング界で注目を集める増田陸、将来の王座を狙う

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日本勢の活躍が目立つプロボクシングのバンタム級で、サウスポーの増田陸(帝拳)が近い将来の王座を虎視眈々(たんたん)と狙っている

27歳の増田は、丸刈りの頭がトレードマークであり、世界主要4団体すべてにランクインしている

「世界で戦う準備はできている

どこの場所でも、誰が相手でもいい」と自信を持って語る

今年6月にはノンタイトル戦を行い、当時世界ランカーのベネズエラの選手を1回1分27秒でKO勝ちを収めた

この試合では、増田の左ストレートが豪快に決まり、解説を務めていた世界ボクシング機構(WBO)のバンタム級王者である武居由樹(大橋)に「あの左は怖い」と印象を与えた

地元は広島で、広陵高から立大を経て名門ジムに加入し、2022年にプロデビューを果たした

アマチュア時代には特に目立った成績を残していないが、24年には日本王座を獲得

また、プロで挙げた8勝(1敗)の全てがKOで、ハードパンチャーらしいスタイルを確立している

増田は「神の左」と称される強打を武器に、世界王座を12戦連続で防衛した山中慎介を育てた大和心トレーナーに基礎を学び、急成長を遂げた

大和トレーナーは「陸はどんな角度からでも相手を倒せる、まるで刀のようなパンチを持っている

世界で必ず通用する」とそのポテンシャルを高く評価している

バンタム級には増田が過去に敗れた相手で、現在は世界ボクシング協会(WBA)の休養王者である堤聖也(角海老宝石)や、世界挑戦が見込まれる那須川天心(帝拳)など実力者が揃い、競争が熾烈である

増田は「もっとレベルの高い相手と自分のペースで試合ができるようにしたい」と、今後の展望に意欲を見せている

増田陸選手の記事は、彼の自信に満ちたコメントや強力なパンチスタイルが強調されていて、将来の王座獲得に向けた熱意が伝わってきます。また、多くの実力者たちが存在するバンタム級という厳しい環境で、自己の成長を目指す姿勢には敬意を表したいところです。
キーワード解説

  • バンタム級とは?プロボクシングの階級の一つで、体重制限が53.5kg(118ポンド)に設定されています。スピードやパワーを活かした試合が特徴です。
  • サウスポーとは?左利きのボクサーを指し、通常、右利きのボクサーにとっては相手にしづらいスタイルです。
  • KOとは?ノックアウトの略で、相手を試合中に倒して、レフェリーが試合を終了させることを意味します。競技の中で重要な勝利方法です。

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