広島・森下投手、苦しい8連敗 脱却の兆しは見えず

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【吉見一起の目】◇8月9日 中日2―0広島(バンテリンドームナゴヤ) 広島の先発・森下暢仁投手は、6イニングを投げて2失点という結果を残したが、打線の援護が得られず、チームはついに8連敗を喫した

現在の成績は5勝13敗で、厳しい状況が続いている

この試合で特に影響を与えたのは、広島打線の主力選手である小園、ファビアン、末包がスタメンから外れたこと

中日の高橋宏投手と松山投手のバッテリーに対し、広島は得点を挙げることができず、完全にゼロ行進となってしまった

初回、捕手の坂倉が捕球ミスをした直後に、ボスラーに先制の左前打を許すなど、守備におけるミスも痛手となった

中日スポーツ評論家の吉見一起氏は、森下投手に対して「拙守にも泣いた」と同情を寄せるも、「余裕がないのかな…」と、心配な現状について言及した

吉見氏は、森下投手における試合中のギアチェンジ能力についても言及

「今は走者がいてもいなくても常に全力で投げているように感じる」とし、精神的なプレッシャーが影響している可能性を示唆した

また、技術的にも「リリースポイントが高すぎるのでは」との疑問を呈し、「タイミングが合っていない」可能性を指摘した

現在のセ・リーグでは、どのチームも次の試合に向けて必死に勝ちを目指しているが、この試合によって森下投手と広島チームの明暗が明確に分かれた

高橋宏投手が連勝を3に伸ばし、勝たなければならない投手が勝てない状況が続く中、広島は一刻も早く脱却の道を見つけなければならないだろう

広島の森下投手が8連敗を喫した試合は、打線の状態や守備のミスが影響した。特に、主力選手の不在が得点力を奪い、投手としてのストレスも伺える。今後、彼が立て直すためには、メンタル面と技術面の両方で改善が求められる。
キーワード解説

  • 中日 - 日本プロ野球のセントラル・リーグに所属するプロ野球チーム。名古屋市を本拠地としており、地元のファンから支持を受けている。
  • セ・リーグ - 日本のプロ野球の2つのリーグの一つで、6つのチームから成り立つ。チーム間でのプレーオフを経て、日本シリーズが争われる。
  • リリースポイント - 投手がボールを投げる際にボールをリリースする位置。このポイントによって、ボールの軌道やスピンが変わるため、非常に重要である。

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