この機会に、明大の後輩であり、2002年から2年間にわたって阪神・平田勝男2軍監督(64)が、藤川球児監督(44)のプロ初勝利に関するエピソードを交えつつ、星野監督への感謝の気持ちを語った
星野監督が亡くなった際、球界は大きな衝撃に包まれた
平田監督は、「あれから7年か、あっという間だったなぁ」と振り返り、星野監督との思い出を語り始めた
藤川球児監督の初勝利と星野監督の贈り物
藤川監督がプロ初勝利を挙げたのは2002年9月11日のヤクルト戦で、先発投手として8回1安打1失点を記録したこの快挙を祝して、星野監督は彼に記念の時計をプレゼントしたという
その贈り物を持参したのが当時の平田監督であり、「球児監督はすごく驚いていた」と語った
星野監督は選手の節目において、記念の品を贈ることで激励することに情熱を注いでいた
特に右投手としてプロの壁を越えるのに苦労していた藤川監督には、星野監督なりの特別な思いがあったと、平田監督は述べている
プロでの成長
藤川監督が星野監督の下で2年間で2勝しか挙げられなかったのに対し、岡田監督が就任した後、リリーフに転向し、日米通算で245セーブを記録するなど、球界の守護神として名を馳せることができたこの経験が、彼にとって大きな成長につながったと平田監督は指摘している
「異なるタイプの監督のもとでプレーすることができたのは大きな財産」とも述べ、星野監督がどれほど重要な存在であったかを強調した
星野監督との再会
昨年8月、藤川監督は名古屋市にある星野監督のお墓を訪れ、手を合わせたその際には天候が悪く、心配な状況下であったが、ホテルに戻ると晴れていたという
「天国で怒っているんじゃないかと思った」と振り返り、その後も球団の打線が改善した様子を思い出した
この記事では、藤川球児監督がプロ初勝利を挙げたときのエピソードを中心に、故・星野仙一監督との関係性が描かれています。球界のレジェンドが選手に与えた影響はとても大きいことが分かります。
キーワード解説
- プロ初勝利とは?プロ初勝利とは、選手がプロとしてのキャリアで最初に勝ち取った試合の勝利を指します。この瞬間は選手にとって特別な意味を持ち、今後の成長の基盤となることが多いです。