ロッテ・吉川投手のプロ初先発計画が中止に、次のチャンスに期待

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ロッテの左腕投手、吉川悠斗(20)がプロ初先発を果たす予定だったオリックス戦が、悪天候により中止となった

ジョン・ボス監督は、予定されていた11日の試合で吉川の代わりにスライド登板を行うことを発表した

スライド登板とは、先発予定の投手が急遽登板を行わなくなる際に、他の投手がその役割を引き受けることを指す

吉川投手は「緊張する」としながらも強い意気込みを見せ、持っている力を発揮したいと抱負を語っていた

彼は浦和麗明高から2022年の育成ドラフトで1位指名を受けてロッテに加入し、今年7月には支配下選手として登録され、即座に一軍へ昇格した

彼のプロ初登板は、8月1日の西武戦で、四回からの登板で4回1安打3失点、3奪三振、5四死球という内容となり、七回では三者凡退で2三振を奪った

吉川はこの経験を「2軍でやってきたことが出せた」と振り返っている

彼の投球スタイルは、一部のコーチから教わった独特な2段モーションに最速150キロの直球とチェンジアップが特徴である

さらに、ロッテでは同じく若手選手が台頭しており、3年目の田中晴、2年目の木村選手が先発投手として活躍している

吉川は「他の選手と比べるとすごさが半減する」と冗談を交えつつも、次のチャンスで自分の力を試すことに期待を寄せている

吉川選手の初先発が中止となったことは残念だが、彼のプロ入りからの成長と期待感は高まるばかりだ。周囲の若手選手とともに競い合い、次の機会には持ち味を発揮してほしい。
キーワード解説

  • スライド登板とは?:ある先発投手が急に登板しなくなった場合、別の投手がその役割を代わりに引き受けること。
  • チェンジアップとは?:投手が投げる球種の一つで、速球と比較してスピードを落としたボールのこと。打者にとっては速球との変化に戸惑うため、効果的に使われる。
  • 育成ドラフトとは?:日本のプロ野球システムにおける若手選手を育成するためのドラフト制度のこと。チームが育成選手を獲得するために行う。

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