伊藤、完投も勝利逃すも前向きな姿勢を見せる

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◇パ・リーグ 日本ハム0―1ソフトバンク(2025年8月10日 みずほペイペイD) 試合後、日本ハムの投手・伊藤は、「負けは負けなんで――」と率直なコメントを残した

勝利が求められるプロの世界にあって、負けることの厳しさを痛感しつつも、8回を投げぬいて4安打1失点、11奪三振という素晴らしい成績を収めた

今季6敗目ではあるが、今後の道を開く力投が感じられた

特に悔やまれるのは、0―0で迎えた3回の2死二塁の場面

カウント1―1から、近藤選手に低めの直球を打たれ、左中間に適時二塁打を浴びた

この失点について、伊藤は「近藤選手は人としても選手としても大好きですが、チームメートではないということをもっと意識しないといけなかった」と語り、内角を攻めたかったとの思いを述べた

とはいえ、以降のイニングでは安打を1本しか許さず、今季5完投目を記録

3日のオリックス戦から取り入れた、打者に対して強弱をつける投球スタイルが功を奏した

この日の捕手・伏見も「序盤は力強かったが、途中からはリズムをつかんでいた

着実に成長している」と称賛した

次回は8月22日からソフトバンクとの再戦が待ち構えている

中6日での登板が予想され、モイネロとの再戦が実現の可能性が高い

「ゼロで抑えたら負けることはない

モイネロ投手との対戦は楽しいので、次は勝って“楽しかった”と言えるようなゲームにしたい」と意気込みを語った

今一時は疲労も心配されたが、伊藤選手は明るい展望を示している

伊藤選手の試合後のコメントからは、勝負への厳しい姿勢が感じられる。一方で、彼が記録した成績は非常に印象的で、完投という成果を上げている。次のソフトバンク戦に向けての意気込みもあり、逆境を乗り越え成長し続ける姿が見えた。
キーワード解説

  • 完投とは?:完投とは、投手が試合を最後まで投げきることを指す。負けが決まっても自らの力で試合を全うするため、特に評価される。
  • 奪三振とは?:奪三振とは、投手が打者を三振に仕留めることを指す。投手の実力を示す指標の一つであり、投げる球の威力や制球力が求められる。
  • 強弱をつけた投球スタイルとは?:打者に対して球の速さやコースを変えることで、相手にとって打ちにくくする戦略。これにより打者のリズムを崩し、効果的にアウトを取る。

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