試合中、蝦名選手は「いい感触でしっかりと振り抜くことができた」と笑顔でコメント
彼の一打は、チームの攻撃の起点となった
3回裏には、2アウトの場面で、9番打者の東が四球を選び、その後の打席で蝦名選手は肘を畳みながら、投手が投じたツーシーム(ボールが直進した後、急に横に曲がる特性を持つ変化球)を捉え、左翼席に4号2ランを放った
これにより、チームは一挙に3点を奪い、試合の流れを引き寄せることに成功した
加えて、蝦名選手は8試合連続安打を記録し、8月の打率は試合前で・484(31打数15安打)を保持
特に、5日の広島戦では同点の9回に左犠飛を放ち、プロ6年目で初のサヨナラ打点を記録するなど、勝負強さも見せている
三浦監督は「打つべきボールを打てている」と彼のプレーを高く評価している
昨シーズン、蝦名選手は5月から6月にかけてトップバッターを務めたが、試合中の走塁で脚の肉離れを負ってしまい、自らチャンスを台無しにしてしまった
今年の後半戦ではチームメイトの梶原が台頭し、出場機会が限られる中で悔いを持つ結果になった
27歳の蝦名選手には、今回のパフォーマンスを継続して行い、チームをさらに引っ張っていく姿勢が見て取れる
「継続する
ベイスターズをもっと引っ張っていけるように一試合一試合やっていけたら」と引き締まった表情で語った
今季初の1番打者として輝かしい活躍を見せた蝦名選手。肉離れという厳しい経験を経て、改めて好調なバッティングを決め続ける姿は、彼自身の成長を象徴している。チームの勝利に貢献し続ける姿は、ファンにも大きな希望を与える。
キーワード解説
- ツーシームとは?ボールが直進した後に急に方向が変わる変化球のこと。
- サヨナラ打点とは?試合の最終回に得点をあげて勝利を決定づける打点のこと。

