菅野は5回1／3を投げ、3安打1失点の好投を見せ、その結果、日本人ルーキーとして昨年の今永昇太（カブス）に次いで史上10人目の10勝目を挙げました
この快挙は、巨人からメジャーリーグに移籍した選手としては2010年の高橋尚成（メッツ）以来2人目のこととなります
圧巻のピッチングとチームへの貢献
試合が進む中で、菅野は4回までわずか1安打に抑えています味方から3点の援護を受けた直後の5回に、先頭打者のカンゾーンに右越えのエンタイトル二塁打を浴びたものの、その後は冷静に対処し、ガーバーを空振り三振、2死三塁の局面でもヤングを右飛に抑え、得点は与えませんでした
突如の中断と影響
6回には1死一塁で3番・ロドリゲスを相手にし、雨が強くなる中でピッチクロック違反があったため、菅野は1ボールを喫し、その後試合は2時間18分も中断されてしまいましたこの中断によって、彼が再びマウンドに上がることはありませんでしたが、その後続いた試合再開後、2番手投手がロドリゲスに2ランホームランを被弾し、菅野の失点が1となりました
菅野の防御率は4.13に変動しています
仲間への思い
菅野はこの試合の後、巨人時代の同僚で同学年の中田翔選手（中日）が今季限りで引退する意向を固めたことについてコメントしました「同級生で、僕らの世代のバッターではナンバーワンだと思っていましたし、ずっと憧れの存在でした」と彼は語り、中田選手のキャリアを称えました
次なるステージに向けて
菅野選手のさらなる成長とオリオールズでの活躍が、今後のプロ野球界でも注目されますこの日の勝利を機に、彼がどのようにチームにインパクトを与えていくのかに期待が集まります
菅野投手の快挙は、ただの勝利ではなく彼がメジャーリーグで達成した重要な足跡を示しています。日本人選手がメジャーで成功する姿は、多くのファンにとって励みとなることでしょう。彼のピッチングスタイルや冷静なマウンドさばきは、注目する要素です。
キーワード解説
- ピッチクロック：試合のペースを保つために設けられた時間制限ルールのこと。
- 防御率：投手が獲得した失点を表す指標で、低い方が良い成績。一般的には、1試合あたりの失点数を9倍にしたもの。
- エンタイトル二塁打：打球が外野へ飛び、野手が捕球できずに二塁まで行くことができるヒットの一種。
